(続き)
皇居一般参観を終えて、まだ少し時間があったので皇居東御苑へ。桜田巽櫓を左に眺めながら大手門に向かおうとして、交差点に目をやると皇居を退出して東京駅に向かう中国大使の馬車列が見えました。皇居内ならまだしも、街なかで馬車列を見かけるのは何とも非日常的な光景ですね。
大手門から改めて入城して、まずは二の丸庭園に向かいます。昨年は菖蒲田は時季を過ぎていましたが、今回はまさに見ごろで、多くの人々が散策しカメラ(スマホ)を構えていました。その二の丸庭園の北東奥で、二の丸東三重櫓付近のものと思しき石垣に遭遇。立入禁止の柵越しながら見事な石垣が見られました。
二の丸から汐見坂を上って本丸へ。前回見落とした石室は、抜け穴説や御金蔵説もありますが、大奥の貴重品を納めた富士見御宝蔵と考えられているようです。石室から天守台に向かう途中の竹林は上皇さまのお考えにより整備されたもので、13種類の竹や笹の中にヤダケが含まれているのが城らしいな、などと。…たぶんそういった意図ではないんでしょうけど。今回は天守台には上らず、周囲をひとめぐり。西桔橋門は通れないにしても、せめて様子だけでも、とも思いましたが、近付くこともできませんでした。やはり一般参賀しかないか…。昨年は天守台を独り占めの時間があったくらいでしたが、今回は人の姿が絶えることはありません。やはりインバウンドの復活は間違いなさそうです。そして、矢穴跡を探したりしながら天守台を回り込んで、北桔橋門から皇居東御苑を退出しました。
今回は時間の都合もあって前回の取りこぼし中心でしたが、帰宅してから窓明館で買った「皇居東御苑セルフガイドブック」を眺めていると、ガイドブックを片手に皇居東御苑の各所に設置されたガイドポストをたどりながら、またじっくりと時間をかけてめぐりたくなりました。
# todo94さん
江戸城36見附めぐり、楽しいですよね~。明治以降150年を経た東京の街なかに江戸城の痕跡がこんなにも遺ってるんだなぁ、と驚かされます。それにしても、赤坂見附から町田まで献血に行かれるとは…。さすがですね。
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