こちらの城跡は標高193mの場所にあり、最長部が400m角の範囲に納まる規模です。二の丸まで行く事の出来る林道を通りましたが梅雨明けもあり滑って途中で断念しました。林道分岐に駐車して歩いていくと直ぐに三の丸入口が有りましたのでそこから散策を開始しました。
二の丸~三の丸、三の丸からその先に渡って一部を除き土塁(現地の表示は防塁)が施されています。その距離は200m近くになります。また二の丸には立派な石碑があります。
本丸周辺が見所で、本丸入口から虎口の間に堀切・畝堀や土塁が施されています。本丸は二段になっていて現地縄張り図では一寸分かりずらいでした。本丸には北側と一部南側に土塁があり、南側土塁の背後には7・8本程度の畝堀が残っています。こちらは北九州に多い小波では無く大波の畝堀で最大の見せ場になっています。本丸二段の件、大分城郭報告書では上段は2郭下段が主郭となっており二の丸・三の丸は呼称の無い曲輪扱いとなっています。主郭に関してはその方が分かり易いかと思います。
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