【前田台場跡】
<駐車場他>専用駐車場あり。国道9号線沿い<33.972883, 130.969827>
<交通手段>車
<感想>1泊2日北九州・豊前中津の旅1城目。下関前田台場は幕末に長州藩が下関に築造した台場の一つで、低い位置する低台場と東方向6mほど高い位置に高台場とがあります。当初は低台場のみがありました。1863年に攘夷決行として5月10日から関門海峡を通過する外国船を次々と砲撃を開始します。6月フランス船が報復として前田台場を砲撃、上陸して周囲の民家を焼きはらいます。その後高杉晋作が下関の防衛を任せられると前田台場を修復し高台場を急造します。1864年にイギリス、フランス、アメリカ、オランダの四か国は長州藩の攘夷派一掃と関門海峡封鎖を武力解除するために連合艦隊を組んで下関の砲台を攻撃し破壊占拠(四国艦隊下関砲撃時事件)されます。前田台場もこの事件で占拠されます。2010年に国史跡に指定されています。
現地は地表面に観察できる遺構はそれほど残されておらず、削平地広い削平地があるのみのようです。低台場内は散策できますが、高台場の方はロープが張られ内部はビニールシートで覆われた発掘途中?の面積が多いです。
<満足度>◆◇◇
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