(16人目)黒田長政(中津城)の続きです。
中津城の石垣の話を続けます。
私の一番好きなのはこの石垣です(写真①)。城の北東部(河口に最も近い所)は最も軟弱な地盤の部分であるため、横向きに長い石をこのように奥深く入れる事で、強度を増すようにしていたようです。少なくとも2m以上はありそうです。
また、南側の内堀沿いの石垣(穴太積)には「輪どり」と言い、中央を少しふくらませる事により、負荷を分散し強度を増すようにしていたようです。(写真②)これ、よ~く見ないとなかなか気づきませんよね!
どちらも、あの時代にしては、すばらしい発想だと思いました。さすがは官兵衛様!お見事でござる🤔!
城の南側の内堀沿いにある「中津市歴史博物館」では、「輪どり」のある見事な穴太積の石垣を眺めながら、シアターで石垣の解説を聞き、カフェを楽しむ事ができます(写真③④)。私も見学で疲れた後、ゆっくり石垣を眺め、当時の石垣職人がどんな風にしてこのように積んだのか? そんな姿を想像ながらコーヒーを飲み、タイムスリップした時間を過ごしました。
次は関ケ原(黒田長政陣跡)へ続きます。
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