中津川の河口付近に位置し、日本三大水城(他は今治城、高松城)の一つです。
現在は、本丸の石垣と水濠が現存しており、模擬天守が建てられています。
模擬天守ながら、二重櫓と共に石垣と水濠にマッチしていて、往時が偲ばれる城址です。
+ 続きを読む
✕
人が「いいね」しています。
2025/02/13 15:55
2025/02/02 08:39
2024/12/22 14:24
2024/11/10 23:15
黒田時代の石垣がよく残る水城 (2024/10/12 訪問)
1588年(天正16)、豊臣秀吉から豊前六郡18万石の所領を与えられた黒田官兵衛(孝高)が築城しました。
1600年(慶長8)、黒田官兵衛・長政は関ヶ原の戦いの功で筑前福岡52万石へ国替えとなり、その後は細川氏、小笠原氏、奥平氏が代々居城としました。
大河ドラマ「軍師官兵衛」が放送されていた2014年に行きましたが、続100名城に選定され再訪しました。
河口付近に築かれ、堀には河口の水が引きこまれた水城で、日本三大水城にも数えられます。
西側に中津川が流れ、対岸から見ると水城らしい眺望です。
本丸の石垣がよく残っていて、1番の見所と思います。
北側では黒田時代から細川時代への石垣の変貌を見ることができ、西側の川沿いの石垣も黒田時代で黒田氏が持ち込んだ古代山城の神籠石の転用が見られます。
南側の石垣は、発掘調査により黒田時代の石垣は今よりも低く幅は狭いもので、細川時代に高く幅広く造り替えられたことが分かったそうで、綺麗に修復・整備されています。
模擬天守は1964年(昭和39)に萩城天守の古写真をもとに建てられたものですが、黒の下見板張がカッコよく立派で、個人的に好きな模擬天守です。
前回は巡っていなかった城下を囲む総構えの「おかこい山」と呼ばれる土塁にも行きました。
中堀沿い1ヶ所、外堀沿い2ヶ所を巡りましたが、南西の外堀内側の自性寺に土塁がよく残されており、高く長大で見応えがありました。
+ 続きを読む
♥ いいね
17人が「いいね」しています。
城地種類 | 梯郭式平城 |
---|---|
築城年代 | 天正15年(1587) |
築城者 | 黒田孝高 |
主要城主 | 黒田氏、細川氏、小笠原氏、奥平氏 |
文化財史跡区分 | 県史跡(中津城跡) |
近年の主な復元・整備 | 細川忠興 |
天守の現況・形態 | 独立式望楼型[5重5階/1964年築/RC造模擬] |
主な関連施設 | 模擬天守、二重櫓、塀、石碑、説明板 |
主な遺構 | 曲輪、石垣、横堀(水堀) |
住所 | 大分県中津市二の丁 |
---|---|
問い合わせ先 | 中津城 |
問い合わせ先電話番号 | 0979-22-3651 |