満車の石見銀山公園の駐車場になんとか車を駐めいざ出発。行きがけに大久保長安の墓には立ち寄っていく。そしてそのすぐ近くの西本寺。城のサイトでここの山門が山吹城の移築城門との情報を得ていたのだが、現地にはそれに関する記述は一切なかった。炎天下、汗を流しつつ、山吹城の登山口に到達。この道は銀を積み出し港に運ぶ鞆ヶ浦道にもなっていてこれも世界遺産の構成資産だ。山吹城は石見銀山柵内の城なので当然世界遺産になっている。登城路はきれいに草が刈られていて歩きやすいが、鞆ヶ浦道から分かれた後はかなりきつい勾配で段差の大きい階段があり、頂上に向けてはコンクリート板がぐらぐらする長い階段が続くかなりきつい攻城。駐車場から結構歩かされた後の1000mを越える登城路は中々厳しい。一応、休憩無しで城の郭に辿り着いたが、登山口から指月山の2倍以上となる20分もかかってしまった。ただ、その苦労に見合うだけの素晴らしい遺構と眺望は楽しめた。雛壇状の明瞭な郭に一部ではあるが石垣が残り、空堀の規模も中々の物。三瓶山も美しく見えていたし、矢滝城、矢筈城もしっかり見えて今後の攻城意欲をかき立てられた。
+ 続きを読む