続日本100名城

しんぷじょう

新府城

山梨県韮崎市


旧国名 : 甲斐

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新府城
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刑部

新しい府中 (2024/02/23 訪問)

勝頼が入城からわずか68日という短さで自ら火を放つこととなった悲運の城。今回は近年発掘整備された大手口の丸馬出しを見に来ました。

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HARU

新府城 (2017/04/08 訪問)

武田勝頼が北条、徳川、織田らの圧力に対抗し、新たな本拠地として築城した「新府城」、最後は織田軍侵攻を受け自ら城に火を放ちました。武田流の築城術の粋がみられます。

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詠狸庵

新府城と甲州の温泉+グルメ (2023/11/05 訪問)

松本でお城と飲み食いを堪能した後は、甲州市の温泉宿で二日をのんびり過ごしてから電車で甲府まで戻り、レンタカーで韮崎市の新府城を探訪です。

⚪︎新府城
新府城は武田一族最後の城として知られます。八ヶ岳の岩滓流「七里岩」の上にあり、武田勝頼により天正9年から築城開始、甲州流築城術の粋を集めて造られました。年末には躑躅ヶ崎館から移住。しかし完成を前に織田軍が進撃、自ら火を放って城を廃し、岩殿城へ移る途中天目山で武田家は滅亡。未完の城でした。
今となっては本丸以外なかなか全容をつかめませんが、一族滅亡の悲哀がひしひしと感じられます。お城はどこでもそうですが心霊話に事欠かず、この新府城も何かと噂があるようですが、武田家の無念に思いを馳せればむべなるかなとも思います。

⚪︎宿泊・甲州市塩山(えんざん)
松本から特急あずさ号と各駅停車で甲州市の塩山駅まで80分ほど。新宿からは特急かいじ号で90分程度。この地域はお気に入りで年に数回訪れ、色々な温泉に泊まります。大合併前は塩山市でした。小さな町で、観光客や地元客で賑わう松本とは異なり駅前でも本当に人が少ない。しかしその分静かでのんびりとした雰囲気が漂っています。また歴史を感じさせる町で近辺には多くの史跡、名所があります。
駅の近くにはこの地方独特の甲州切妻造りの庄屋屋敷である豪壮な旧高野家住宅(甘草屋敷)や、中世の居館於曽屋敷跡があり、また歴史ある寺社もいくつかあります。和歌に詠まれた塩の山、差出の磯もあり、江戸時代には甲府から大菩薩峠を越えて新宿までを結ぶ青梅街道の宿場町でもありました。少し足を伸ばせは勝沼から山梨市まで国宝の寺院が二つ、重文の神社が一つあります。また一帯は果樹園が広がり、春には一面桃の花で彩られ、まさに桃源郷の粧いとなります。城郭関係では於曽屋敷跡、連方屋敷跡、勝沼氏館跡等が近く、それほど遠くない範囲には岩殿城、躑躅ヶ崎館、甲府城、新府城、能見城等があります。

・宿 笛吹川温泉「坐忘」
お気に入りの地甲州市塩山で、今回は笛吹川温泉「坐忘」に宿泊。
ここは温泉街ではなく一軒宿で、ワイナリー「まるき葡萄酒」が直営する旅館です。かなり高級な宿でお値段もそれなりですが、本当にのんびりでき食事も非常に良いので年二回ほど利用しています。できれば二連泊がおすすめ。笛吹川の河畔に佇み静かな宿です。
食事は茶懐石に準じた形で地元の素材を中心に季節に合わせて次々と供され、夕食で一時間半、朝食でも45分はかかるので急ぎの旅には向きません。質、量ともに十分なので食の細い人、女性では完食できないこともあるようです。もちろん温泉宿なので堅苦しい作法はありませんし、浴衣で食事できます。ワイナリーだけに食事によく合う各種のワインや地酒などを取り揃えていて、また茶懐石なので抹茶も提供され、満足感は非常に高いです。食に関して非常にうるさい知人もここでの食事には相当の高評価です。その分、外での昼食は軽くしておく必要があります。
とにかく食事の品数が多くていちいち書き出すと長くなってしまうので、まとめた画像をご覧ください。

本館二階の八十畳ほどもある広いラウンジは庭に面していて0時まで開放され、ソファでくつろぎながら経営するワイナリー「まるき」の各種ワインやソフトドリンクを自由に頂くことができます。書籍も色々置かれていて、ここでのんびりするのも楽しみの一つです。

オプションとして火曜日に「まるき」のワイナリー見学ツアーもあり、無料で参加できます。また織田信長の焼き討ちに遭い「心頭滅却すれば・・・」の偈で有名な名刹、恵林寺までは歩いて十五分ほど、もう少し先には向嶽寺もあり、春には桃の花を楽しみながら散策するのも良いものです。
チェックインは14時から、チェックアウトは本館が11時、離れの別亭は12時までなのでゆったりできます。

肝心の温泉は源泉43度の掛け流し、この地域に多いアルカリ泉で嵯峨塩や塩山に比べるとアルカリ度は若干低いですが良質です。宿の収容人数が多くないので芋洗い状態になることはなく、湯量が多いのでいつもきれいです。浴場はかなり広く露天風呂も併設、サウナもあります。ただし0時から5時までは利用できません。アメニティも充実しています。内風呂のある部屋も多くこちらは24時間使えます。


⚪︎それ以外の温泉
・近隣の温泉宿
このほかよく利用するのは塩山温泉、嵯峨塩鉱泉、岩下温泉など、
塩山温泉は数軒ありリーズナブル。大菩薩嶺登山客がよく利用します。湯の質はとても良いです。嵯峨塩鉱泉は武田家終焉の地甲斐大和駅から日川渓谷を遡った雰囲気ある一軒宿で、湯量は少ないが高アルカリ泉。食事が美味しい。

・日帰り温泉
はやぶさ温泉、ほったらかし温泉、ぶどうの丘温泉天空の湯、花かげの湯などがあります。ほったらかし温泉は広い露天風呂からの眺望が素晴らしいのでよく知られています。天空の湯は併設のワインカーヴでの試飲、また多種類の甲州ワインを購入できます。



今回の昼食は次の通り

⚪︎「完熟屋」(甲州市塩山駅南)
ほうとう(豚)

ここのほうとうは手抜きがなくカボチャをはじめ野菜がたっぷりで美味しく、よく利用しています。暑い時期は冷たい「おざら」もよし。

⚪︎和菓子「三省堂」
どら焼き
塩山の和菓子店。とても美味しく塩山に来た際にはほぼ必ずここの和菓子を買います。


⚪︎「韮崎むぎとろ」(韮崎市若宮)
牛タンむぎとろ膳

完全予約制の店。むぎとろメインというより牛タンがメイン。焼き加減が素晴らしくむぎとろによく合います。サラダにまで牛タンが入りなんとも贅沢。ご飯は麦少なめ、お櫃で来ます。牛タン、とろろは量が選べます。牛タン以外のメニューもいくつかあります。

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赤い城

武田最後の城 (2023/05/28 訪問)

韮崎市民俗資料館でスタンプを押し、パンフレットを入手。
ここには城の模型も置いてあります。
その後少し離れた城址へ。
駐車場もあります。
駐車場から道路を渡り東出構を見学。
ここから帯曲輪を進んで行きました。
西出構から出て乾門桝形虎口から再度入城しました。
木橋橋台のところから堀に降りて見ましたが藪で形は今ひとつでした。
井戸を経て二の丸へ。
曲輪は下草が伸びていましたが土塁を確認出来ます。
本丸には藤武神社が建っていて土塁も残っていました。
一部発掘調査中でブルーシートが掛けてありました。
ここから二の丸の脇を通り三の丸方面に。
途中喰違虎口も見られます。
三の丸は東西共に藪で断念。
整備されている大手桝形虎口、丸馬出、三日月堀を見学。
大手からは富士山が綺麗に望めました。
武田勝頼によって築かれた城ですが織田・徳川連合軍によって武田氏は滅び、城も短期間で廃城となってしまいました。
丸馬出、出構、三日月堀など武田の特徴をよく見ることができる良い城でした。

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城郭情報

城地種類 連郭式平山城
築城年代 天正10年(1582)
築城者 武田勝頼
主要城主 武田氏、徳川氏
文化財史跡区分 国史跡(新府城跡)
近年の主な復元・整備 徳川家康
主な関連施設 石碑、説明板
主な遺構 曲輪、土塁、横堀(空堀)
住所 山梨県韮崎市中田町中条字城山他
問い合わせ先 韮崎市教育委員会教育課文化財担当 
問い合わせ先電話番号 0551-22-1111