馬場美濃さんの完璧な作品
(2018/10/08 訪問)
白馬に乗った勝頼さまが迎えに来てくれるわけでもなく、やっとの思いで到着した古宮城。でもまぁ、現実逃避の城巡り(!)なので、これでいいのです。簡単に辿り着けないからこそ攻め甲斐もあるのだし。(←強がり)
古宮城には「これが仕切り土塁」とか「ここが五重堀」とかいう説明書きはありません。なので、縄張図を手に思い思いに土塁に登ったり竪堀に降りたりしながら、攻めたり守ったりしてぐるぐる歩き回ります。そんな人が何人もいました。みんな挨拶をするでもなく自分の世界に浸っている感じ(^^;)
小山を余すことなく掘ったり盛ったり切ったり削ったりした一城別郭式の城。コンパクトながら東城は主郭、西城は堅固な守備をと完璧にレイアウトされ、何というか、グッドデザイン賞をあげたいような、そんな上から~なことを言ってはいけないような。
写真で見ると「ほぼ木」で、実際「ほぼ木」だったのですがそれもまた年月の重みを感じ、タイムスリップに一役買ってくれた感じさえしました。褒めてばっかりです。
馬場信春さん、信玄さんの三河進出の拠点とするためにここを築いた2年後に信玄さんを失い、その2年後には長篠で勝頼くんの退却を見届けたあと、織田を蹴散らそうと挑んで戦死します。信虎さんから三代に渡って仕えた重臣、もう少し生きていてくれたら(内藤さんも山県さんも)、高坂さんと勝頼くんを盛り立ててくれたんじゃないかと思うのですが。。。
※スタンプ設置の「作手歴史民俗資料館」、公式本では10時~16時ですが、HPでは15時までとなっています。「Yショップつくで」にもスタンプが置いてあるようです。(写真10枚目参照)ショップのオープン時間はわかりません。また、縄張図等の資料が置いてあるかどうかもわからないので、資料館が開いていない時間に行かれる方は事前に確認された方がいいかと思います。
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