2月に関ヶ原で聴講した「山城シンポジウム江濃境目の城」で興味を持ち、3月末に訪れた岐阜県不破郡垂水町の菩提山城。
濃尾平野の西端、比高約300mの菩提山山頂部に築かれた西美濃最大級の山城。
1500年代前半には岩手氏の詰城が存在したとされ、1558年にその岩手氏を追放し岩手の地に入った竹中氏が再構築。
重元、重治(半兵衛)、重門の竹中氏3代が1608年の廃城まで守備したとのこと。
現在は麓からのハイキングコースが整備され、本曲輪からは濃尾平野の眺望が利く観光スポット。
訪問時は竹中氏菩提寺の禅幢寺から大手山道をひたすら進み、小さな土橋を渡って城域へ。
先に見どころの1つである畝状竪堀を確認し、続いて本曲輪へ向かうと、台所曲輪・二の曲輪・本曲輪の接合部が写真には収まらない楽しいエリア。
禅幢寺からの登りが1時間、下りが45分、城域滞在時間が約2時間。
300m登る価値十分の、私の城郭巡りの179城目でした。
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