2月後半の城郭巡り第4段は、河津からの帰りに寄った静岡県伊豆市の狩野城。
狩野川上流の伊豆半島の山間部。
狩野川に向かい西から東へ下る山裾の、柿木川と北沢川に挟まれた尾根の先端、比高60~70mの小山に築かれた城。
伊豆の南北を繋ぐ要衝で、下田街道を監視していたでしょうか。
1100年頃から1400年代末までの狩野氏の拠点で、伊勢宗瑞の伊豆侵攻の折に落城し廃城となった模様。
因みに1400年代後半から江戸の末期まで活躍する絵師の狩野派は鎌倉期の分家とのこと。
現在は生活環境保全林として遊歩道が整備されています。
訪問時は、北の駐車場から遊歩道を時計回りに散策。
印象に残ったのは堀切による激しいアップダウン。
そして本郭周辺は二重堀や土橋など小規模ながらつくりが凝っており、古い時代の城遺構としては期待以上。
それでも本丸は、広くて最高地点の中郭かなと勝手に想像したりして...
滞在時間は約1時間半。
狩野氏の城だけにチョッピリ芸術的な気がした私の城郭巡りの151城目でした。
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