小学生の頃、お城のプラモデルをいろいろ作った中でも一番好きだったのが姫路城。それ以来、今日まで大好きな城不動のNo.1であり続けてきましたが、本格的に城めぐりをするようになって、それまでは「城 = 天守や櫓」だったのが、石垣の魅力に気付き、土塁や空堀、堀切など山城の面白さに目覚め、今ではいくら天守が素晴らしくても、それだけでは物足りなく感じることもあり、天守や櫓さえ良ければそれで満足だった以前のように単純に愉しめるだろうか、という懸念もありましたが……全くの杞憂でした。姫路城、とんでもなさすぎるよ…。
国宝である天守群が素晴らしいのはもちろんのことですが、重文指定の櫓や門、土塀は実に74件を数え、視界に入るもの全てが重文だったりするため感覚が麻痺してしまい、他の城ならそれひとつで最大の見どころになるような現存の櫓門であってもつい素通りしてしまうほどで、石垣だけでも、扇の勾配あり、20メートルを超える高石垣あり、秀吉時代の野面積みあり、継ぎ足し石垣、補強石垣など見どころ沢山。多少なりともお城をめぐったことで、これまで気付いていなかった姫路城のもの凄さを再認識させられました。
そして極めつけはやはり天守群。遠目には優美な白亜の芸術品ですが、備前丸から見上げるとそのあまりの巨大さと迫力に圧倒されてしまいます。天守に至るまでの道程の厳重な防御ぶりもあって、単なる芸術品でなく豪壮な軍事要塞であることを改めて実感。優美さ華麗さと豪壮さが併存する希有な存在、まさに日本の宝にとどまらない世界の宝、人類の宝です!
…前回、その人類の宝の大天守最上階を独占したなどと書きましたが、分不相応でした。むしろこの台詞が相応しいですね。「まさに人類の宝ってやつさ。俺のポケットには大きすぎらぁ」
(まだ続きます)
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