昨日は西尾市資料館の企画展「西尾城跡発掘調査40年のあゆみ」の展示解説を聴いてきました。
西尾城は一般に西条城が起源とされるが、鎌倉・室町時代の遺構・遺物はほとんどなく、当時の居館は吉良氏菩提寺の実相寺がある上町エリアにあったとする説が有力とのこと。
発掘される遺構・遺物は戦国時代以降のもので、個人的に興味深いのは小牧長久手の戦いの頃の改修とされる丸馬出と障子堀。
昨年の訪問時は見逃した丸馬出の二重の堀。現在は枯山水で表現されています。
二重堀は一方の堀が築かれた直後、もう一方に作り替えられた可能性もありますが、発掘結果では二重で存在したと考えられている模様。
また障子堀の独特な形状の障壁は、元の堀を更に深く広くしたためとのことで納得。
そして本丸表門の石垣には墓石が転用されているとのこと。
知らないと気付かないものですが、探すと真四角の石材が2~3個使われていました。
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