直近の登城は2019/05/14
先に記載した大田原城同様、まず桜の時期は避けることを勧めます。
後1つ、気を付けなければならないのが、これからの季節。
本丸をはじめ、至る所に紫陽花が植えられていて、その年の天候等によりますけれど、6月中旬〜7中旬は来客が増えます。
尚、毎年紫陽花祭りを開催していて、今年は6/15〜7/7との事なので、この時期は避けた方が無難でしょう。
それでは前回同様、写真連動での案内を(10枚制限、何とかして欲しい)。
今回の各名称は、「近世栃木の城と陣屋(杉浦昭博、随想舎)」の、旧版、並びに改訂増補版を参考にしています。
①会所跡
三ノ丸、九鶴門の脇に有ります。
現在はトイレ併設の駐車場。
トイレ裏手にも土塁の遺構が有ります。
②藩校、作新館跡周辺
画面左手の方角に黒門と呼ばれる門があったとの事。
③浄法寺邸
建物は創建時とは違います。
松尾芭蕉が黒羽滞在時、世話になった家。
黒羽で二週間滞在って…。
④藩校、作新館跡
現在は御覧の通り畑となっています。
⑤本丸空堀
西から撮影、左手が本丸になります。
中央の橋は公園整備に伴い増設された物。
⑥本丸土塁
南西方向から撮影。
⑤から視点をずらした形になります。
黒羽城鳥瞰図をみると、この土塁上に二階櫓らしき建物が確認出来ます。
尚、残念ながら…2011/03/11の地震に因り、著しく崩落、損壊しましたけれど、現況まで復旧となりました。
⑦二の丸(北城)
森林組合の建物だった施設が廃墟化しています。
写真左手が本丸で、本丸と二の丸を隔てる土塁も残っています。
右手は黒羽体育館なのですが…これは二の丸の土塁を削り、三ノ丸に跨がる形での建設だった模様。
⑧中門(桝形虎口)
会所跡から、道路を挟んだ階段を登り、右手に曲がった後、道なりに進んで橋を渡った先に有ります。
黒羽城鳥瞰図には、画面左手の土塁上に、櫓らしき建物が確認出来ます(場所ついては、もしかすると本丸土塁南東端の可能性も)。
⑨北坂門周辺
画面左手に石上台(上城)跡、更に奥に進むと八幡館跡、鎮国社へと続きます。
今は整備が進み、また、個人所有地等もある為、石上台周辺に立入る時は十分注意して下さい。
⑩大雄寺(だいおうじ)
黒羽城の大規模改修を最初に行った、大関高増の建立した寺院で、江戸時代を通じて黒羽藩主だった、大関家の菩提寺でも有ります。
本堂等が茅葺き屋根となっていて、国の重文指定を受けています。
二の丸の南側に位置する三の丸に在って、南へ舌状に広がる平坦地と、道路を挟んだ東側にある、大手口を見据える様な位置取りになります。
尚、事前予約すれば、建屋内の見学や、体験修行なんかも出来る様です。
と、まあ、こんなところでしょうか…かなり大雑把ですけれど、登城の際の参考になれば幸いです。
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