過去のお城巡りの振り返り、第7段は石垣山城。
秀吉が小田原城攻めのために築いた陣城です。
小田原城の中心部まで早川を挟み約3kmの、箱根外輪山の尾根の上。もともとは笠懸山と呼ばれた場所。
戦国期の箱根越えは湯坂道が主要道でしたが、秀吉軍はほぼ現在のターンパイクを通り、小田原を見渡せるこの地に陣を張ったのだとか。
一夜城伝説が有名ですが、実際は約80日でつくられた模様。完成まで秀吉軍は早雲寺に陣を敷いていました。
現在は石垣山一夜城公園となっており、広場の周囲に大きめの石が転がっていたというのが訪問当時の印象。
今回投稿するにあたり、先週再訪問してきました。
以前より石垣が見やすくなっている印象で、南曲輪や井戸曲輪の野面積み石垣は見応えあり。
南曲輪中門と本丸北虎口では、石垣が行く手を邪魔するように崩れてますが、枡形を確認できます。
井戸曲輪は城の北東部を守る堀のようでもあり、急斜面な城の北西部は箱根路の監視も可能。
関東から西への関所にする計画もあったのではないかと思える城でした。
※写真は先週撮影したもので、案内図と井戸のみ2004年のもの
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