過去のお城巡りの振り返り、第5段は埼玉県加須市の騎西城。
忍城の後に寄ったため遅い時間となり、滞在時間は20分程度でした。
騎西城は利根川の氾濫原の、沼と微高地を利用したお城。
おそらく沼を拠点に古くから住居があり、室町中期には古河公方足利氏方と関東管領上杉氏方の境界線に位置したため、城としての強化が進んだと考えられています。
1400年代半ばから古河公方方の佐々木氏、室町末期には小田氏が城主となり、小田氏は成田氏と結びつき忍城の支城に。この頃に発掘調査で見つかった障子堀がつくられたのでしょうか?
家康が関東に入ると、松平康重、大久保氏が城主となった後、江戸初期に廃城となりました。
現在唯一の遺構である土塁は天神曲輪南側の土塁。
模擬天守が立つ場所は元々沼の中で、文化学習センター北の駐車場から住宅地にかけてが二ノ丸、その先に本丸があったようです。
今回、背景を調べるとおもしろみのある城でした。
しかし大手門跡や二の丸跡などの要所に標柱はあるものの、訪問して楽しむにはマニアックな城ですかね。
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