3月26日(水)、「駿府城跡天守台野外展示ガイダンス施設」の建築デザインをテーマとしたアイデアコンペティションの表彰式が、静岡市役所静岡庁舎にて開催されました。
本コンペは、静岡市が現在進めている「駿府城跡天守台野外展示ガイダンス施設」の整備にあたり、県内で建築やデザインを学ぶ学生を対象に、建築デザインに関するユニークなアイデアを募集したものです。
2月から約1ヶ月間にわたり作品を募集し、9点の力作が寄せられました。厳正なる審査の結果、静岡理工科大大学院理工学研究科1年の中園雅也さんの作品が最優秀賞に選ばれました。中園さんの作品は、駿府城の城下町の町割りから着想を得たもので、「せり」と呼ばれる住居間の共有スペースを緑地に置き換えることで、屋外・屋内の利用者が自由に活用できる設計となっています。
このコンペ結果の作品をそのまま建築するわけではありませんが、デザインなどを参考にしながらガイダンス施設の建築を令和8年度に行います。
駿府城跡天守台では、平成28年から発掘調査が行われ、徳川家康が築いた2つの時代の天守台が発見されており、この貴重な遺構を広く公開するため、令和7年度から令和8年度にかけて環境整備を実施する計画です。
歴史と現在が融合した新たな空間の創出向け、今後も取り組みを進めてまいります。
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