しもどいじょう

下土井城

兵庫県相生市

別名 : 太田林山城、岡城、下土居城
旧国名 : 播磨

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岡豊前守 (2022/12/24 訪問)

 矢野川と小河川に挟まれた山の上にあり、両川を天然の堀として尾根に作られた連郭式山城です。北側から登城すると三重の堀切があり、それを超えて行くと主郭と思われる曲輪に行くことができます。西尾根に堀切があり、南尾根に2重の堀切とそれらに伴う竪堀があります。どれも岩盤を削った堀切で武骨な感じがしてよかったです。「相生歴史資料マップ6 下土井城」の縄張りを見ていると、畝状の竪堀もあるように見えますが、よくわかりませんでした。池と書かれた場所はわかりましたが、雨水等を貯めるためのものだったのでしょうか。コンパクトですが堀切がすばらしく見ごたえのある城址です。

 ウィング神姫バス「中郷バス停」の前の道を民家の間を抜けて入っていくと石段があり登って行きます。すぐに獣除けフェンスの入り口があり開け閉めして進んでいくと尾根にでます。フェンスに沿って進んでいくと何となく道らしきものがあります。そこから南へ少し歩くと3重堀切に行くことができます。最初は城郭放浪記さんや古城盛衰記さんが利用された入口からの登城を考えていましたが、倒木により入口の開閉が困難な状況でした。

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ぴーかる

下土井城 (2021/01/10 訪問)

【下土井城】
<駐車場他>駐車場はなし。<34.846844, 134.434841>の地点に1台程度停めれなくはない。
<交通手段>車

<見所>堀切・竪掘
<感想>緊急事態前の駆け込み攻め城2城目。下土井城跡は案内板・説明板・表示もないので攻めるのに少し躊躇しますので、まずルート説明をします。山全体に鉄の防獣柵が張ってあるのですぐ入れません。柵の扉はいくつかあるようですが、地元の方に尋ねて<34.847636, 134.436149>の地点の先に扉があるのでそこを利用しました。城跡への道はありません。間違っても扉からすぐ城跡のある南の方へ向かって山の斜面を直登しないように(私は行きは2回3㍍程ずり落ちながら登ってしまった)して下さい。扉を開けて入ると果樹園がありますので少し右寄り東南東くらいの向きで抜けます。先に廃墓地がありますのでそこも右寄りに抜けます。右手の山方向へはさらに網が張ってありますので、適当な場所でくぐって入ります。東南東の向きで行き着いた所にこんどは東南方向に山の斜面に道跡のような、豪雨の時に出来た川跡のような枯葉の堆積した溝がつづら折れでありますのでそこが緩やかで一番楽に登れると思います。登りきったら尾根の小道に出ますのでそのまま尾根道を南西方向に100~200㍍ほど南下すると城跡に入ります。
 城跡は矢野川と小河川の間に挟まれた山地の南端にあり、山の尾根上を削った細長い曲輪が2、3あるだけの小さい城です。北東方向に3重堀切を備えているので尾根道から南下するとまずこの3重堀切にぶち当たります。見事な3重堀切でここから道が無いので本当に堀切を攻めることになります。堀切は南方向に避けて登ると曲輪に入り込めます。曲輪は3重堀切のある北東端に土居があるのみで内部は特に遺構は見られなかった。曲輪両サイドの斜面も灌木のみかと。城跡の南西端(尾根の終わり部分)から曲輪を囲むように横堀とその下に南・西・北方向へ数条竪掘りが長く落ち込んでおり、岩場と重なっていて見応えがあります。
 戻りは前述した道を発見して楽に下って降りれました。行きは知らずに後日すごい筋肉痛になりましたが、3重堀切と竪掘り群は登り甲斐のある見応えでした。

<満足度>◆◆◇

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尾根を断ち切る三重堀 (2019/01/16 訪問)

東西を川が浸食した急峻な凝灰岩の山体。獣避けの柵から尾根までの道は不明瞭だが、石だらけの浅い谷を行くと藪化してないので、直登可能。柵の入り口は方々にあるが、北西麓の民家の間を進んで、コンクリートの階段がある先の入り口が良い。

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城郭情報

分類・構造 山城
築城主 岡豊前守
築城年 文安4年(1267)
主な城主 岡氏
遺構 曲輪、堀切、横堀(空堀)
住所 兵庫県相生市若狭野町下土井