江戸城の東南に位置する下総にあり、下総のみならず上総、安房に睨みをきかせた佐倉城に行ってきました。
この城は江戸城に近いため、江戸幕府開幕以来譜代大名が配され、房総半島の押さえ役目を持たされたものと思います。
興味深いのは、老中堀田正睦が城主だった関係で、ハリスの銅像が城内に置かれていること。米国人の銅像が郭内にある城はあまり例が無いのではないでしょうか。
石が取れづらい千葉にある城のため、元々石垣が大々的に用いられておらず、大多喜城と同様に土塁と空堀(一部水掘)を中心に防御施設が固められていたようであり、本丸も土塁で固められています。
見所の一つは、大型の角馬出。
以前にも、丹波篠山城の角馬出を見ましたが、それと比べても遙かに規模の大きい馬出で、もはや出丸といって良いのではないかというほど規模であるように思いました。
また、西出丸や南出丸の周囲には水堀が張られており、本丸を直接狙われないように防備を固めています。
建屋などの遺構が無く、石垣も無いので、ともすれば中世の城ではないかとの感を持ちますが、突き出した出丸や、大手門から続く武家屋敷群(一部は見学が可能です)など、よくよく見ると近世の城であることが良く判るように思います。
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