遠くの国宝より近くの山城ーー。その技巧的縄張りで山城ブームに火をつけたと言われる杉山城(埼玉県嵐山町)。今なお築城者すら分かっていない「謎の城」だそうです。
当初は小田原の支城とされていたようですが、どうも後北条のスタイルと合致しなかったとのこと。その後、15世紀末以降とみられる遺物が発掘されたことがダメ押しとなり、近年では鉢形の山内上杉が川越の扇谷上杉に対抗するため、双方の中間点に築いた中世平山城という説が有力視されています。
「山城の教科書」「土造りの城の最高峰」など賞賛の声はさまざま。塁線をこれでもかというほど折り曲げ、各曲輪への直線的な侵入を妨げている。攻め手は虎口手前で必ずと言っていいほど、自分より高い位置にいる射手に横腹を晒す格好になります。ざっと数えただけでも大手から主郭にたどり着くまでに5-6回は横矢を浴びました。
アクセスは、徒歩なら東武東上線・武蔵嵐山駅から3キロほど。バスであれば、小川町駅発で約20分だそうです。
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