味土野女城(城びと未登録)は、役行者が開いたとされる修験道の修行場・金剛童子山の山裾の小高い丘の上に位置し、細川忠興が本能寺の変により謀反人の娘とされた細川玉(後のガラシャ)を幽閉した城館で、玉は清原マリアら侍女達とともに、羽柴秀吉の取り成しにより大坂屋敷に移るまでの2年弱をこの地で過ごしました。
味土野は丹後の山深い地であり、味土野女城の前まで車で行けるものの、道幅は狭く対向は困難です。とはいえ、こんな山奥を訪れる物好きは限られるだろうし、そう滅多に対向することはないんじゃないか…と思いきや、折悪しく2台と遭遇し、一度は退避場所まで30mほどバックする羽目になりました。
味土野女城の前の駐車スペースに車を駐めて登城開始。主郭の一段下の曲輪は休憩所(ガラシャの東屋)になっていて、主郭の南下には「細川ガラシャ夫人隠棲地」の説明板があり、その左脇には「ガラシャの古井戸」がありました。奥に回り込むと北西隅から主郭に上ることができ、主郭には細川忠興夫人隠棲地の石碑や細川ガラシャ略伝の説明板、ベンチが設けられています。また、谷を隔てた向かい側の尾根には玉の警護のために設けられた味土野男城があり、主郭から見渡すことができます(案内板あり)。主郭の北下には馬場があり、馬水飲地もあったようですが、時季的に藪に沈んでいて突入はやめておきました。
味土野の主要スポット案内図によれば、周辺にもガラシャの名を冠した地があり、味土野女城の少し手前で分岐した先にはガラシャの化粧水場が、徒歩10分ほど下った谷には落差50~60mの味土野ガラシャ大滝があり、展望台と駐車場が設けられています。
麒麟がくる紀行の一環として味土野を訪れてみましたが、山奥(宮津から車で1時間弱)なのは想像通りながら、車2台と対向し、ガラシャの東屋にもガラシャ大滝にも先客があり、味土野女城少し手前の宿泊施設(ガラシャ荘)にも数台の車が駐まっているなど、思っていたよりずっと人気スポットだったようです。
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