世界に誇る日本の旧国宝 名古屋城🏯
(2022/07/17 訪問)
遺構度 ★★★★☆ 復元度 ★★★★★
施設充実度 ★★★★★ お勧め度 ★★★★★
今回はついにずっと行きたいと思っていた、日本が誇る3大名城(諸説あり)の一角である名古屋城に行ってきました!
天守の木造復元完成を待とうと思っていたのですが、完成どころか進んでいる気配もなく、そうとう長い道のりになりそうなので我慢できず、行くことにしました。
【歴史】
今川氏親が尾張進出のために築いた「柳ノ丸」が名古屋城の起源とされる。その後織田信秀が今川から城を奪取し、那古野城と改名する。信秀は城を信長に譲るが、信長が清須城を本拠とするようになるとやがて廃城となった。
しばらくは清須が尾張の中心だったが、徳川家康が将軍になると、水に弱い地形や豊臣秀頼対策として名古屋城の建築を決定し、天下普請によって築かれた。
明治維新になり、破壊されるかと思われたが、山県有朋が保存を決定し、鎮台などが置かれた。
昭和になり、城では初となる国宝に選ばれるも、空襲により焼失した。
天守は市民や全国からの寄付を受け、1959年に鉄筋コンクリートで再建。また、本丸御殿も2018年に復元された。
【遺構】
天守や本丸御殿が見所なのは間違いないですが、現存する櫓や天守台や虎口などにふんだんに使用されている石垣、堀、二の丸庭園など多くの見所があります。
天守は現在は立ち入り禁止になっていますが、外から見るだけでも天守の体積1位(姫路城天守の約2.5倍)なだけあり、とても迫力があり、下から見るとより際立ちます。この天守を支えている天守台がすごいなと思いました。しかし所々歪んでいるように見えるところもあり、いち早く修理をして欲しいなとも同時に思いました。
本丸御殿はかなり最近の復元ということもあり、まだとてもきれいで、それと同時に襖の絵などの視線からか背筋が伸びるようなそんな空間でした。一つ一つの絵画といい、彫刻といい、本当に緻密で細かいデザインになっており、もちろん江戸時代の絵師や彫刻家の方々もすごいのですが、復元に携わった方々に本当に感謝です。
他にも水堀の幅は広く、空堀もとても深さがある他、堀の石垣も立派ですし、至るところに虎口も残されており、名古屋城の堅固さも感じることが出来ました。
【施設】
観光が盛んなため、施設も非常に優れており、西の丸御蔵城宝館には様々な展示があり、名古屋城のことを知れる他、今は火縄銃の展示がされており、興味深かったです。
売店も本丸御殿のミュージアムショップや正門横売店、内苑売店など様々です。ご飯などは金シャチ横丁で済ませることが出来るなど一日中楽しむことが出来ます。
特に入場できる人数に限りのある場所(金シャチ横丁内の店、本丸御殿など)は早く行くか、時間をずらして行くことをお勧めします。
【インフォメーション】
●入園時間:午前9時~午後4時30分
※ただし、本丸御殿への入場は午後4時まで
100名城スタンプ:正門もしくは東門改札(声をかけるとスタンプを出してもらえます)、正門総合案内所
御城印販売場所:正門横売店と内苑売店(本丸内)
※御城印帳の販売あり(2000円)
駐車場:正門前駐車場[308台(180円/30分)]
入場料:大人500円、名古屋市内高齢者100円、中学生以下無料
所要時間:2時間以上
トイレ:あり
《本丸御殿》
入場制限あり
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