小里城は小里川南岸の城山に位置し、山頂部の本丸曲輪、山麓部の御殿場跡、御殿場跡東側尾根の東砦からなります。
戦国中期に小里光忠が築いた山城で、武田方の秋山虎繁の東美濃侵攻では小里氏は織田方につき、小里城には池田恒興が入って、岩村城攻略の拠点として改修されました。本能寺の変の後、森長可に小里城を追われた小里氏は三河に逃れて徳川家康に仕え、関ケ原の戦いの戦功により旗本として旧領に復帰して山麓に陣屋を構えましたが、江戸初期に無嗣断絶となり、小里城も廃城となりました。
県道沿いの小里城跡駐車場に車を駐めて登城開始。県道を渡ったところの登城口から登り始めると、すぐに御殿場跡の石垣に行き当たります(右手奥にもあります)。山麓の御殿場跡(陣屋跡)は三段の曲輪からなり、下段と中段の間には石垣が長く続き、大手門と伝わる虎口が設けられています。発掘調査では建物礎石や石組水路なども確認されているようですが、草に埋もれていてよくわかりませんでした。
御殿場跡東側の尾根にある東砦にも行ってみました。御殿場跡から案内表示に従って進み、御殿場跡東端の切岸をながめつつ谷を越えると東砦に至ります(徒歩約3分)。東砦は尾根上に階段状に曲輪群が設けられていますが、ほとんど未整備で東砦の表示が立てられているくらいです。東砦南端には堀切があるようなので尾根沿いに上って行くと、えっ!? と思わず声が出るほどに小さな堀切がありました。それでもきっちり表示が立てられているのはすごいなぁ、とは思いますが。
さて、御殿場跡に戻って大手道から山頂部の本丸曲輪に向かいます。その道中には城門のように並んだ二つの大きな岩があり、北方向の眺望が開けていました(続く)。
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