家族で姫路城を訪れました。以前から家内が行きたいと言っていた(城には特に興味はないが世界遺産には行ってみたい)のに加えて、子どもの社会の教科書で姫路市が舞台となっていたことから、現地学習を兼ねて姫路城と周辺の教科書で取り上げられていた箇所をめぐってみました。
姫路駅前から天守に向かって大手前通りを進み、大手門には向かわず東側に回り込んで姫路市立美術館越しに天守を仰ぎつつ野里門へ。野里門の外にはかつて城下町が広がり、「古い町なみがのこるところ」として教科書にも載っていた野里の町を歩いてみました。のこぎり横丁と呼ばれる通りは家屋敷地が道に対して鋸刃状に斜向していて(路面に敷地境界が表示されています)、城下町の名残が感じられました。
教科書の現地学習に続いては城内へ。姫路城を訪れるにあたり、城びとのイベント情報に掲載されていた姫路城モニターツアーに申し込みました。スマホに装着するVRゴーグルで3DCGを体験した後、ガイドさんの案内で城内をめぐるツアーで、参加料500円(高校生以下300円)でVRに加えてガイドしてもらえるなら良いかな、と思ってのことでしたが、参加要項をよく読んでみると……入城料(大人1000円)込み? いやいや500円しか払わないのに?? 観光庁の予算を活用したモニターツアーとのことで終了後に簡単なアンケートへの回答を求められますが、それくらいお安い御用ですよね。さらに12月1日からは「旅する姫路!地域クーポン券」として、姫路城入城券の購入者にクーポン券(大人800円、小人240円)が配布されており、500円で入城料+VR+現地ガイド+地域クーポン券のサービスが受けられ、大変お得にめぐることができました。
VRは今後に期待、というくらいでしたが、ガイドさんは親切に案内してくださり、城好きと思しき小学生(たぶん)のメモを取りながらの質問にも丁寧に答えてくれていて、何度か訪れて姫路城をそれなりにわかっているつもりだった私にとっても初めて知る事柄がいくつもありました。あまりに丁寧にガイドし過ぎたためか、西の丸をめぐる時間がなくなったのは残念でしたが、もらったクーポン券を使ってお土産を買い、夕映えの天守を眺めつつ姫路城(の有料エリア)を後にしました。
しかし、日が沈んでもまだまだこれで終わりではありません。この日は好古園では紅葉会の夜間ライトアップが、三の丸広場ではライトアップイベント「姫路城 Castle History 鏡花水月」が開催されます(続く)。
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