連休を利用して大阪方面に行く予定でしたが雨予報のためぎりぎり大丈夫そうな浜松に行ってきました。
最初は二俣城&鳥羽山城です。
掛川から天竜浜名湖線を利用。松潤ラッピング車両には乗れませんでしたがなかなか斬新な面白い車両でした。
二俣城へ行くには二俣本町の方が近そうでしたがコンビニに寄りたかったためひとつ前の天竜二俣で下車。駅自体が観光名所のような雰囲気でした。案内所で資料と「どうする家康」のパンフレットをいただいて、ファミマで兵糧調達、徒歩で城址に向かいました。
旭ヶ丘神社の石段から登城しましたが、いきなり天竜川までずどーんと落ちる竪堀に迎えられ、よき日になりそうな予感がしてきます。
喰違いの北虎口から入ると土塁に囲まれた方形の本丸。天守台が気になりますが直行せずに大手口にまわり、改めて入りなおしました。大手門石垣の左右の違いが印象的でした。
野面積みの天守台はこの城の象徴的な遺構でとても個性的なのですが、風景と一体となり、なりをひそめているようにも見えました。
神社のある北曲輪から駐車場の方まで下りて縄張りの大きさを体感し、戻って二の丸をじっくり歩き石垣観察。かなり崩れていますがまだまだがんばっている子たちもいます。稲荷神社の土塁から蔵屋敷との間の堀切を眺め、導かれるままに坂を下っていくと西曲輪を経て天竜川まで出てしまいました。しかしまだ蔵屋敷や南曲輪を見ていません。再度登って二の丸に戻りました。まあまあ無駄な動きですが、無計画に効率悪く歩くのも嫌いではありません。
蔵屋敷は整地されたばかりのようでとても見やすかったです。奥の土塁内側の石垣もいい感じでした。南曲輪は藪っぽかったので一度は引き下がったのですが、後々悔いが残りそうなので引き返して突入してみました。なかなかの倒竹ぶりでしたがみなさま方の残された踏み跡がしっかりとありましたので堀切を越え一歩踏み込んで来られました。その先はもう一歩も無理でしたが、こんな風に手つかずで残っている部分があるのも面白味があってよかったです。
西の郭には滑り台がありました。現地案内板にはポニーや砂場の表記もあったのでこの一画は児童遊園のような整備がされていたのかもしれません。滑り台の奥には何かあった気配がたちこめていましたがとても素人が踏み込める雰囲気ではありませんでした。少し下ると四阿のある水の手曲輪。本丸天守台裏からも天竜川を覗き込めましたが、このあたりに井楼を組んでいたのかと思うと城のリアルがぐっと感じられます。「どうする家康」に合わせて読みすすめている本(写真⑩)に川の流路が変わっていることや水の手が複数あったことなど興味深いことが書かれていたので、時間をかけてじっくり学んでいきたいです。
カズサンさんのご投稿を拝読するともっともっとたくさんの見どころがあるようで興味は尽きませんが、ベストなタイミングで行くことはなかなか難しいのでお写真で楽しませていただいています。これからもよろしくお願いいたします。
→鳥羽山城に続く
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