春の長崎天草を巡る旅、長崎観光編(4/4)です。
亀山社中から下り、20分ほど寺町の石畳通りを歩いて、「めがね橋」まで行きました(写真⑤)。めがね橋は中島川に掛かっている橋で、ここは長崎市の中心部であるにもかかわらず、橋の下を流れる水はきれいで、鯉が気持ちよさそうに泳いでいました(写真⑥)。長崎は本当に美しい街です。
次は(めがね橋)電停から市電に乗り3駅目の(大浦天主堂)で降車し、大浦天主堂を訪れました(写真④)。そして隣接する「グラバー園」へ入りました。ここからも長崎市内が一望でき、とてもいい眺めでした(写真①②③)。しかしこの美しい景色とは裏腹に、トーマス・グラバーという人物は、戊辰戦争で武器を薩長に売って大儲けした人物です。それを仲介したのが、先ほど訪れた亀山社中の坂本龍馬です。
大河ドラマ龍馬伝では福山雅治さんが、「武器を売ってほしいがぜよ!」とこの庭でグラバーに詰め寄るシーンがありましたね。でも彼が売った武器で幕府側の多くの人が死んだ訳ですから、この綺麗な景色を見ると、何とも複雑な心境になります。明治に入りグラバーはそのつぐないか日本に留まり、蒸気機関車の輸入や炭鉱開発など、日本の近代化に生涯貢献したようです。
午後は、長崎港を12:25に出航し16:10に福江港へ到着予定のフェリー「椿」に乗船し五島へ渡りました(写真⑦)。3時間45分の船旅です。ジェットフォイルもありますが、波が少し高そうだったのと急ぐ旅でもないので、揺れないフェリーの方を選択して行きました(写真⑧⑨)。
出港前にお腹が空いたので、乗船口にある南蛮亭で「五島うどん」をいただきました。五島うどんとは、コンブなどでとったあっさりした出汁に、コシのある細麺をからませたのが特徴です。ドッピングを全部載せた南蛮スペシャルを注文しました。海老天やゴボウもパリパリでボリューム満点、めちゃ美味しかったです😊(写真⑩)。
次は、福江の江川城に続きます。
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