馬籠宿の投稿です。特徴的な水車と坂の写真を目にした方も多いと思います。城ではないのですが古い日本の風景が広がっていて私は好きです。城びとを始めてからは城ばかりになってしまいましたが、それまでは神社や寺、旧跡めぐりも精力的に行っていました。
古い日本の歴史を丸ごと飲み込んでやろうというエネルギーが有ったのですね。若かったな~(今より)
馬籠宿は中山道43番目の宿場で妻籠宿と並んで人気の観光名所です。妻籠は落ちついた雰囲気がありますが、馬籠は賑やかな所で、観光客がいっぱい来ています。坂を登って行くと石畳の両脇に資料館やカフェなどがひしめいています。この狭さ密度が馬籠の華やかさを増しているのだと思います。
旧本陣跡は藤村記念館となっています。ここは島崎藤村の生家跡で子供時代の勉強部屋なども残っています。お坊ちゃんだったのですね。残念ながら生家は明治28年の大火で焼失してしまいますが、地元の方によって昭和22年に記念館が立てられました。
馬籠は豊臣秀吉の傘下の木曽義昌が治める所となり小牧・長久手の戦いの際には義昌は木曽路の防衛を命じられました。義昌は兵300を送り、山村良勝に妻籠城を守らせ、島崎重通が馬籠城を守りました。
この重通が島崎藤村の祖先にあたり、ここでも歴史が繋がっています。馬籠城も訪問しているのですが写真が消えてしまいました。城の造りとしては妻籠城の方が印象に残っています。
+ 続きを読む