伊豆に流された若き日の源頼朝は監視役の伊東祐親の三の姫・八重姫と仲良くなって音無の森で「愛」を語らったと案内板に記載が有ります。そのさい頼朝が日暮れを待っていたのが、ひぐらしの森であったとされています。ようは「ひぐらしの森」で良い時間になるのを待って、「音無の森」でちちくり合っていたということですが、祐親殿!監視がなっておりませんな。
音無の森が有った所には音無神社が建立され、今でも人気はありません。ここで「底抜けの柄杓」を借り受け、お腹を撫でると安産をもたらすという言い伝えがあり、無事安産のお礼に底に穴の開いた柄杓を奉納する習わしになっているようです。
日暮の森があった場所には日暮神社がありますが、周囲は住宅地になっており、かつての静けさは失われているようです。佐殿、ここに潜んでいたら祐親殿が飛んで来ること請け合いですぞ。
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