(続き)
中央曲輪群(居館跡)から西曲輪群(詰城)への登城道から見上げる主郭東面には石垣が大規模に設けられています。前回もこの石垣は見ていますが、かなりシダに隠れていた覚えがあり、中央曲輪群だけでなく西曲輪群も綺麗に整備されているようです。そして主郭と物見郭の間の堀切を進み、物見郭にちょっと寄り道してから主郭へ。主郭の南虎口脇にも石垣が積まれています。主郭に上がってまたびっくり。木々はすっきり伐られ、下生えも綺麗に刈られて眺望も主郭内の見通しも何の支障もありません。中央曲輪群といい西曲輪群といい、もはや同じ城とは思えないレベルです。
両脇に石垣が積まれた主郭北虎口を出て北西尾根に向かいます。北西尾根は二重堀切で遮断し、その先の尾根西面には畝状空堀群が、堀切南端には石垣が設けられていました。前回も岩盤を掘り抜いた二重堀切は大いに見応えがありましたが、内側の堀切を覆っていたシダが刈られたことにより、さらに見栄えが良くなっています。北西尾根の畝状空堀群や堀切南端の石垣を見た覚えがないのは、藪でわからなかったからかもしれません。ともあれ、以上で京城をひとめぐり。
この間の皆さんの投稿で綺麗に整備されていることも見応えがあることも承知していましたが、その上でなお「これほどとは!」の一言に尽きます。前回登城時の投稿で「状態の良い城を巡ることができるのは、損得度外視で整備してくれている方々あってのこと」などと書いていますが、まさかそのことを7年越しで当の京城で改めて実感することになろうとは。現在の状態を維持し続けるのは大変なご苦労だと思いますが、おかげさまで素晴らしい遺構を見せていただきました。ありがとうございます。
…ということで、なかなか訪れにくい城ではありますが、新宮城と赤木城を結ぶルート上にあり、1時間くらいでひとめぐりできますので、山城好きであれば続100名城めぐりのついでにぜひお立ち寄りを。私からも大いにおすすめいたします。
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