(続き)
主郭の西下段には城内最大の曲輪が広がっています。曲輪の南側は2条の横堀で区画され、その先は大堀切と両端の竪堀群で南尾根からの侵攻を遮断していました。この大堀切、箱堀状でかなりの幅があり、縄張図を見るまで堀切とは気付かないほどでした。大堀切から回り込んだ主郭東面には畝状空堀群を落とし、主郭北下段の腰曲輪のスロープ状の土塁をたどって主郭へ。主郭の切岸はかなりの高さと急峻さがあり、南端の土壇はのろし台とも云われます。
主郭から大堀切を越えて南尾根を南下し、東に分岐する支尾根を下っていくと中腹あたりに二重の堀切が設けられています。さらに支尾根を下った先には東麓の寺院跡が広がっていました。南北に3か所並ぶ南側の寺院跡は川沿いに土塁状の地形があり、西部には石列が折れ曲がりながら続いています。真ん中の寺院跡には土塁状の地形も見られました。そして北側の寺院跡で滝之川城をひとめぐり。
城びと未登録ながらいんげん丸虫さん、あ さんの投稿で興味を持ち、ニッポン城めぐりの登録城でもあるので登城してみましたが、5月でも藪に悩まされることなく、手軽に堀切や竪堀群など状態の良い遺構が堪能できる見応えのある城でした。
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