「北海道の名城巡り」3城目、ココは訪れた人が少ないんじゃないかなぁ?
(2026/09/20 訪問)
国指定史跡、「続日本100名城」で、松前藩の祖・武田信広が15世紀後半に築いた山城です。
上ノ国では「ノブちゃん」の愛称でキャラクターグッズも色々ありました(^_^)/
中世の北方交易や和人とアイヌの関りを考える上で重要な遺跡です。
建物は一切無く、復元整備された主郭部の空堀や土塁、建物跡、柵、橋、墳墓群、井戸などが見所となります。
ここは、巡るルートが色々あり、どのように見学しようか頭を悩ませていましたが、さらにヒグマが頻繁に出没すると聞き、事前に有料ボランティア(¥2,000/1時間)にお願いしました(―_―)!!
ガイドさんは若い男性で、アイヌとの闘いや共生の様子(上ノ国では和人とアイヌが城内で仲良く暮らしていた)を教えてもらいながら郭内を効率良く巡ることができました。
その後(延長サービスで?)隣接している「夷王山(いおうざん)」も登り(脚力に自信のない人は止めた方がいい)頂上にある「夷王山神社」に参拝してきました。
頂上から眺める日本海や上ノ国の町並みの景色は素晴らしかったです。
今回も写真に沿って説明させていただきますね♪
① 私の勝手なこだわりで毎回1枚目の写真は、(入手できれば)御城印と決めています。右側に「続日本百名城」と味のある書体で書かれた「勝山館跡」の御城印です。左上に勝山館の初代城主だった武田信広の家紋(武田菱)が描かれています。
② 2枚目は毎回「城を代表する景色」を貼ることにしているのですが、定番的な構図がなく悩んだ末、主郭の高い部分から海を見下ろしたこの写真に決めました。海に向かって真っすぐに伸びる主道、左右の建物跡の平面表示、奥には柵が写り、一番「勝山館」らしい景色だと思います。
③ 「本曲輪最上部の土塁」を攻める側から見上げて撮りました。主郭の南端(攻められる側)に位置し、土塁の右側、低く落ちた帯状の部分は「大手空堀」で土塁上には柵が一面貼り廻られています。海から攻め上がって来たアイヌの軍勢は、この二重堀と大迫力の土塁を見上げて心が折れた事でしょう。
④ 大きな土塁を下ると大手空堀(二重堀)に架かる木橋(復元)があり、天の川と町が見える角度で撮りました。
⑤ 4枚目と同じ木橋ですが大手空堀の雰囲気が伝わり難いので、堀底まで降りて、木橋と大土塁を見上げる感じで狙ってみました。
⑥ 主郭内で人が暮らした建物や区画の跡です。一番奥の白い部分(区画)が城主の館と説明を受けました。ずらりと木柵が並んでいますが4、5枚目の土塁を上ってすぐの場所です。なぜ、城主は安全な奥(高台)に館を構えず、大土塁、大手堀切のすぐ手前、敵が最初に攻めて来る場所に館を構えたのか不思議に思いガイドさんに尋ねたところ「客人も多く一番眺めが良い場所に館を建てたのではないか?」とのことでした。アイヌと平穏な関係を築いていた上ノ国ならではですね。
⑦ 搦手の虎口を主郭側から撮りました。この虎口から入ってアップダウンした先には主郭を防御する先ほどの大手堀切や大きな土塁が待ち構えているというわけです。多くの軍勢が一度に進めないように、橋を渡った後しぼられた道などよく考えた縄張りですね。
⑧ 主郭内の斜面にそって整備された墳墓群(アイヌ墓や和人墓の杭が並ぶエリア)から夷王山山頂の鳥居を見上げたアングルです。
⑨ ひと通り説明を受けた後、ガイドさんが「写真が好きなら景色が綺麗なので夷王山(いおうざん)に登ってみますか?」と声を掛けてくれたmpで、娘も私も二つ返事でお願いしました(標高159mですがメッチャ急な坂で、かなりきつかったぁ(^-^;) なんとか無事に山頂に辿り着いて「夷王山神社」にて参拝しました。この鳥居越しに見下ろす景色は、天の川の河口、日本海へと続く海岸線が一望できる、まさに息を呑むような絶景スポットです。この日は雲で見えませんでしたが、条件の良い日には奥尻島まで見渡せるそうですよ(^◇^)
⑩ 最後はお世話になった「勝山館跡ガイダンス施設」の外観です。勝山館を訪れた際は必ず立ち寄りたい重要なスポットです。スロープやレンガ調のアプローチ、特徴的な和風の木目を取り入れた平屋建ての建物が周囲の豊かな緑とよく調和しています。続100名城スタンプや御城印もここで揃います。館内も見所満載で1/200スケールの館跡復元模型は、館跡の全貌が驚くほど精巧に再現されています。施設の地下には、発掘された和人やアイヌの墓がそのままの型取りでリアルに再現されていました。他にも貴重な出土品の展示があり見学していたら30分も経っていました。また、施設から望む勝山館の館跡や墳墓群が広がる斜面を見下ろし海に続く景色は絶品ですよ~
函館に住む私ですが、上ノ国町に来たのは初めてで、時間的余裕があれば、重要文化財「旧笹浪家住宅土蔵」や同じく重文「上國寺本堂」、「上ノ國八幡宮本殿」などにも寄ってみたかったのですが、この後に行く城が本日のメインだったので、未練を残しつつ松前に向かいました。
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