なかなか進みませんね。
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2024/03/14 23:37
2023/12/03 08:41
2023/11/24 21:59
2023/11/06 08:10
整備事業中 (2023/08/05 訪問)
江戸中期に松平信治が築いた駿河小島藩1万石の陣屋で、瀧脇松平氏のもとで明治まで続きました。明治には小学校として活用されましたが、小学校の移転に伴って解体され、御殿書院のみが移築されていたところ、小島陣屋跡整備事業の一環として、御殿書院の陣屋跡への移築復原工事が進められています。
裏門側に整備された駐車場に車を駐めて登城開始。裏門跡の説明板を確認し、裏門南側の順路の案内サインから陣屋内へ。このあたりは藩士の屋敷地で、低い石垣で区画され、東側には小島集落の眺望が開けています。大手門跡を過ぎ、順路に従って坂道を下って行くと主郭石垣に沿って順路が分岐しており、主郭石垣の上には素屋根で覆われた御殿書院が覗いています。順路をさらに下り、分岐を表門へ。表門は小規模ながら枡形虎口になっています…って、1万石の小藩の陣屋に枡形虎口!? 表門を抜けると、大手通路沿いに石垣が登り石垣状に続いています。これまた小藩の陣屋とは思えない見事な石垣です。陣屋の東下には馬場が広がっていたようですが、現在は民家が建ち並んでいます。崩落があったのか民家背後の土手にはブルーシートが掛けられていました。分岐まで戻って、今度は陣屋の南側を別当沢沿いに西側へ。主郭の南下から西下にかけては石垣により階段状の曲輪群が設けられています。別当沢はなかなかの深さがあり、西辺と南辺の天然の堀となっています。順路は西端から主郭へ続き、主郭では発掘調査に基づいて御殿書院が移築復原工事中でした。
主郭では御殿書院の移築だけでなく御殿跡・宝蔵・石段の平面表示が計画されており、大手門跡の平面表示や礎石の復元、裏門側には井戸跡の整備、多目的広場や駐車場、ガイダンス施設の整備も検討されているんだとか。真夏でも草は綺麗に刈られ、しっかり整備されていましたが、これからさらに整備が進むようですので、いずれまた再訪したいものです。
…ということで、4年ぶりの遠征です。主目的はニッポン城めぐりのイベント「家康公が愛したまち静岡 ゆかりの地めぐり」ですが、イベントスポット(清見寺)が近くにあることでもあり、以前から行ってみたかった小島陣屋からスタートしました。
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分類・構造 | 陣屋 |
---|---|
天守構造 | なし |
築城主 | 松平信治 |
築城年 | 宝永元年(1704) |
主な城主 | 松平氏 |
遺構 | 曲輪、石垣 |
指定文化財 | 国史跡(小島陣屋跡) |
再建造物 | 碑、説明板 |
住所 | 静岡県静岡市清水区小島本町構内 |
問い合わせ先 | 静岡市生活文化局文化スポーツ部文化財課 |
問い合わせ先電話番号 | 054-221-1069 |