おじまじんや

小島陣屋

静岡県静岡市


旧国名 : 駿河

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東側 6段位ある急斜面
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キンヤ

城のような石垣が築かれた陣屋 (2025/09/07 訪問)

御殿の書院を見学後、周囲の石垣を見学しました。14年前に訪れた時より整備され見易くなってました。
陣屋は町を一望できる高台にあり、石垣が良く残されています。
築造後、安政の大地震や明治維新後に積み直された部分もあり、切込接ぎや打込接ぎ、布積みや落し積みなど様々な石垣が見られます。

東側の急斜面では以前は民家に隠れていた石垣が見られるようになり、6段位あり、美濃岩村城の六段壁を思わせました。
南東側の大手には立派な石垣が築かれ、出隅の切込接ぎの高石垣は見応えがあり、テクニカルな枡形虎口も残されており、まるで城のようです。
南~南西側には三段の石垣があり、下から見上げると城らしい佇まいです。
主郭書院の南〜南西側上段の石垣は築造当時のものと思われ、2箇所の石垣隅は鎬(シノギ)角で、小島陣屋の中でも最も美しい切込接ぎです。
陣屋で、これ程多くの石垣を築くとは、小島陣屋の殿様は石垣好きだったのでしょうか。

素晴らしい陣屋で、個人的には、これまで訪れた陣屋の中で1番好きです。

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キンヤ

御殿の書院が再移築復原された陣屋 (2025/09/07 訪問)

三河十八松平の一家で、小島藩1万石の瀧脇松平氏が、宝永元年(1704年)に小島に陣屋を構え、明治維新まで164年間の居所としました。

御殿 書院が元の位置に再移築復原されました。14年前に訪れた際は国道沿いに移築され公会堂として使われてましたが、復原された書院は様変わりしてました。
外観は新しい部材が多いためか綺麗ですが、9割が江戸時代の部材を使われているそうで、内部は柱・天井板・欄間などで殆どが古い部材です。
1万石の小さな藩主らしく慎ましやかな佇まいですが、特に透かし彫りや格子欄間が見事です。
次の間にある紋様「蔦(つた)」の透かし彫り欄間は、内から見ると意匠が浮かび上がり美しいです。
同じく次の間にある紋様「二葉葵」の透かし彫り欄間の4枚の内、1枚は現存しておらず空欄です。残存する欄間は、二葉葵が4組・3組・2組のものがあるため、現存しない欄間は1組だったのではとのことです。
軒瓦・鬼瓦には瀧脇松平氏の家紋「桔梗」が施され、南・南西側には江戸時代の瓦が使われているそうです。
書院が現存する城や陣屋は非常に少なく、この書院は大変貴重です。

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じゅんじん

御殿が完成 (2025/05/06 訪問)

完成後に初めて訪れました。次は内部を見たい。

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todo94

日帰り静岡ドライブの締め (2025/07/12 訪問)

穴山梅雪の墓がある霊泉寺は小島陣屋のほど近くに位置します。当初、この日帰りドライブ最大のターゲットは小島陣屋でした。恋川春町が小島藩に仕えていたということで、べらぼう紀行に取り上げられたばかりでしたし、昨年のお城EXPOの厳選プログラムで春風亭昇太師匠が2025年のテーマは「陣屋」と予告していましたので、小島陣屋の移築復元された御殿書院はぜひ拝んでおきたかったのです。午前中に恋川春町の作品の現物を見ることができたのは、実にタイムリーだったと感じています。順路が明示されていて手入れもきちんとされていますので、夏場の攻城も暑さにさえ気を付ければ、全く問題はないかと思います。まだまだ整備の途上のようですので、何年かしたらまた訪れたいと思います。

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城郭情報

分類・構造 陣屋
天守構造 なし
築城主 松平信治
築城年 宝永元年(1704)
主な城主 松平氏
遺構 曲輪、石垣
指定文化財 国史跡(小島陣屋跡)
再建造物 碑、説明板
住所 静岡県静岡市清水区小島本町構内
問い合わせ先 静岡市生活文化局文化スポーツ部文化財課
問い合わせ先電話番号 054-221-1069