天方城は今川側の武将 天方通興が戦国期に築いたと伝わります。
天方城は本城と新城があって、城びとの天方城は新城のほうです。
道興は最初徳川家康に敵対するも降伏し臣従します。
息子の道綱は二俣城で服部半蔵正成にかわって松平信康の介錯を
務めたと伝わりますが諸説あるようです。
二年前の訪城の話なので記憶をたどりながらになりますが
ご容赦ください。
天方城は駐車場を備えた城址公園になっていて山上まで車道が続いています。
主郭北側に駐車場があり二の郭を経由しながら主郭へ向かいます。
主郭は南東側を除く周囲を土塁で囲まれその外側を堀切が巡っていますが
東側の工事が終了していません。どうやら未完の城のようです。
南東部は切岸になっており、やや南西の箇所に展望所があってここから
浜松市街がよく望めます。
目の良い者なら浜松城の軍勢の動向を確認することも可能でしょう。
西側に鉄塔設備のようなものがありますがその近くに土橋が残ります。
車さえあれば比較的容易に訪問と散策が可能です。
+ 続きを読む