武田氏館跡は、武田信虎公・武田信玄公・武田勝頼公が居住し政治を行った戦国大名武田氏の館跡です。
武田氏館跡の初期は主郭のみで守護館の伝統を踏まえた方形単郭の構造でしたが、武田信玄公嫡男義信公の婚姻に際し西曲輪が増築されます。北側一帯には味噌曲輪・稲荷曲輪が増設され、勝頼公の時代までに付属曲輪群も含め館機能の拡充が進み、全国最大級の居館となります。
武田氏が滅びると、織田・豊臣・徳川の各武将は武田氏館跡を再利用し、大規模な改修が実施され主郭北側隅に天守台、南西に梅翁曲輪、大手を守る防御施設が築かれ、甲府城築城後まで甲府の政治・経済の中心でした。
武田氏館跡には10年ぶり3度目の訪問で、館跡の北側には信玄公が生まれたとされる要害山城・南側には武田氏滅亡後に築城された甲府城があり、どちらの城に行くにも車で行くにはアクセスがよく良い立地条件なのですが、10年も訪問していなかったので訪問してきました。
戦国最強を誇る武田信玄公が450年程前に、この地に居たと思うと唯々感激でした。
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