前回投稿した桑名城とセットで訪れた三重県桑名市の長島城。
伊勢と尾張の正に国境。木曽三川下流域の輪中堤に囲まれた中州の1つ長島。
その中央部に、輪中内を流れる川を堀として利用し築かれた城。
鎌倉期の館を1482年に土豪の伊藤重晴が城塞化したことが始まりとされるが、1570年には長島一向一揆の拠点に。
信長の一揆鎮圧後は滝川一益や織田信雄など、江戸期は菅沼氏、久松松平氏、増山氏が城主となりました。
現在は小学校と中学校になっており、両校の校庭が二ノ丸、1段高い校舎などの立つ部分が本丸でしょうか。
また絵図から中学校の正門付近が本丸水之手門と推測されます。
訪問時、まずは大手橋で一部が江戸期からの遺構という石垣をチェック。
続いて両校の周囲を回り、最後に大手門が移築された蓮生寺へ。
城の姿形はほぼ失われているものの、僅かな遺構がひっそりと息を潜めていた、私の城郭巡りの185城目でした。
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