吉田城は地味です。
続百名城にも選ばれているし、東海道の要の城の一つでもあるから城域も広い。石垣や土塁、堀も残っている。でも浜松城や岡崎城に比べるとどうしても地味な印象が有る。天守が無いからね。
アリーナが出来たら吉田城周辺の駐車場も埋め尽くされてしまうだろう。訪問するなら今のうちですぜ?
相変わらず豊川に近すぎる本丸が気になる。ちょっと無防備じゃないかな? 東と西に枡形が築かれていて、それなりに防御力が高いが川から攻められると弱そうだ。ちなみに本丸御殿は宝永4年(1707)の地震で倒壊し、たぶんそのあと建てられていない。そう思うと石垣と櫓でぐるりと囲まれた本丸が大きな枡形に見えて来た。うっかり本丸に飛び込んだら四方八方から矢が飛んでくる。いたたたた・・
実際は藩主は二の丸に住んでいたから、本丸が空っぽでもそんなに問題は無い。
江戸時代初期は大砲などは、ほぼ普及して無いので近世城郭の存在意義は有ったけど、幕末になってくると射程3.1kmのアームストロング砲や2.5kmの四斤山砲などが現れてくる(記憶で書いているので詳細の差異はご容赦を)。
こんなものが出てくると城郭も大砲陣地としての意味合いが大きくなって来てなんとも味気が無い。やはり戦は弓・槍・刀で戦うのが一番だ。火縄銃まではギリOKだ。
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