佐敷城は標高87.3mの花岡山に築かれた総石垣造りの山城です。規模は南北200m、東西100m程の規模で本丸、二の丸、三の丸を階段状に配置した梯郭式構造で、加藤清正公の領地となった1588年~1592年にかけて薩摩国境を守る「境目の城」として、また、熊本城の重要な支城の一つとして飛び領地に築かれ、加藤清正公の家臣、加藤重次公が城代として派遣されています。
この城は、一国一城令で加藤氏が破城していますが、加藤氏の改易後、新しく肥後藩主となった細川氏は加藤氏が行った破城が不十分として再度石垣を取り除いたと幕府に報告しており、二度破城が行われた珍しい城跡です。
1993年~2001年にかけて発掘調査が行われ、1997年から石垣が復元されています。復元された佐敷城はこじんまりとしていて、大きくないものの総石垣造りの姿は素晴らしく、大手門から二の丸東門の枡形虎口は見応えがあります。また、車で山頂付近まで行くことが出来、駐車場から徒歩5分程で搦手門まで行くことが出来ます。
皆さん方の投稿を見て、「行ってみたいお城」NO1のお城でしたが、今回初めて登城することが出来、達成感につつまれており来年、鹿児島県を訪問する際には、是非もう一度行ってみたいと考えています。
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