はなまきじょう

花巻城

岩手県花巻市

別名 : 鳥谷ヶ崎城、鳥谷ケ崎城
旧国名 : 陸奥

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三浦の晃ちゃん

円城寺門 (2024/08/11 訪問)

南部氏の家臣、北氏の居城です。市役所などが、敷地に含まれています。藩政期からの遺構として、円城寺門があります。

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じゅんじん

お祭りと被る (2023/09/09 訪問)

お祭りと被ってしまい人だらけで駐車場もありません。移築の城門だけ撮影し撤退しました。

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にのまる

②下調べなしで行っても楽しくお散歩できるやさしいお城でした。 (2023/06/23 訪問)

盛岡城見学のあと、東北本線で花巻に移動しました。
2010年にお買い物をした懐かしのイトーヨーカドーを左に見て、早坂御門跡から坂を登ります。
左手の石段を登ると西御門が見えました。手抜かりのない正門復元を目指したことが伝わってくる本格的な構えです。(そう感じた理由は後でわかりました。)
門を潜ると土塁の配された本丸。菱櫓からの眺めもよく、御台所前御門の枡形がとてもいい感じです。説明板の古図には天主台の文字もあり、天守があったという記録はないようですが格式高い建物が映えそうな雰囲気でした。
御囲穀御蔵前御堀跡、鐘撞堂前御堀を越えると花巻小学校校庭と武徳殿のある二の丸です。東御門付近の土塁、中御門跡など確認し、見学のメインはこのあたりまでかなと思ったのですが、せっかくなので少し離れたところの馬場口御門、円城寺門まで行ってみることにしました。
焔硝蔵前の虎口の雰囲気の残る門跡。ここが東御門で、通りに出ると臼堀跡、その先に馬場口御門がありました。
下調べなしで来たにも関わらずここまでスイスイとチェックポイントを見逃さずにまわれたのは遺構のないところにも立ててくださっている標柱のおかげです。ありがたいです。
円城寺門は馬場口御門から少し進んだ鳥谷崎神社社務所前にありました。
神社にお寺の門があるのは不思議な感じもしましたが、円城寺門は花巻城の搦手門で、元々この近くに円城寺というお寺があり、その近くの坂に建てられたのでそう呼ばれたそうです。明治4年の城郭取り壊しの際に個人に払い下げられてその方のお宅の門となり、約60年後に別の人の手に渡って鳥谷崎神社の境内に移築、戦中戦後の荒廃でほぼ柱だけの状態になってしまったものが復元され、現在の位置に据えられたということでした。(現地説明板より。)
ぽかんと口を開けたかわいらしいコアラのような門にそんな歴史があったなんて。お城の歴史はどのような形であっても大切に思う人がいたからこそ未来へと受け継がれていくのだと思った次第です。
そして門の内側にまわってみた時に、あっ、これだ!とピンときました。最初に見た本丸の西御門によく似ています。西御門は復元の際にこの円城寺門を参考にしたのではないかなぁ。
ここまで来たら円城寺門跡(元々あった場所)まで行ってみます。見晴らしのよい崖の上で、円城寺坂も健在。門の向きも古図に描かれていたので、コアラさんを脳内で元の場所に戻してみました。
崖の下の広場には古図通りの観音堂もありそうです。これは町なか探検をしたら楽しそうじゃないですか?
ということでそのまま歩いてみることにしました。
重ね地図(これが本当にありがたかったです!)にある上御堀に沿って市役所方面に向かいます。右手に崖のある何でもないけれど高低差のある道路が堀跡の空気を漂わせています。間もなく時鐘が見えてきて市役所入口付近に到着。梯郭式縄張の南の隅にあたるこの場所に大手門の碑がありました。周辺の道路もあまり大きくは改変されていないようです。
時鐘は盛岡城の鐘として鋳造されたものが“小さかった”ために花巻城に移されたのだそうです。
濁り堀跡、城内藩学揆奮場跡等の標柱を確認しながら花巻小学校まで戻ってきました。中御門は古図にも櫓門が描かれていますが、今でも狭い道路に枡形の面影があって感動!スピードを落とした車が曲がって入ってくる様子は結構好きな光景です。
御役屋跡、鍵御堀跡、長屋前御門跡と確認しながら戻っていると「花巻城跡(鳥谷ケ崎城跡)」の石碑がありました。
スタート地点の早坂御門に戻って見学終了、花巻駅に戻りました。駅は町の玄関口というイメージがあるのですが、ここは町の後ろに駅がある、という印象でした。
約2時間の花巻散歩は小さな町に城の痕跡をさがす、ちょっと大人の城散歩でした。(本人はちょっとどころではなくだいぶ大人ですが。)

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にのまる

① 13年前に掠めていました。 (2023/06/23 訪問)

2010年8月、初めて一人で東北新幹線に乗って出かけたのが花巻でした。
当時書いていたブログは消してしまい写真も残っていないので断片的な記憶を繋げてみると、新花巻で宮沢賢治童話村に行き、バスで花巻に移動してイギリス海岸を散歩。花巻駅前のグランシェール花巻に宿泊して、翌日、宮沢賢治生家跡、産湯の井戸、賢治自耕の地(下の畑)から花巻農業高校(羅須地人協会)まで歩きました。当時はまだガラケーで羅須地人協会がこんなにも遠いとは知らず(賢治自耕の地から8.7㎞)、花巻駅の観光案内所かホテルのフロントでいただいた手描きの地図を頼りにひたすら歩いたのでした。
(今回「花巻に空港があるんだ~!」と新鮮に感じてしまったのですが、実は13年前に空港沿いを黙々と歩き、花巻空港駅も利用していました^^;)

「花巻城以外行った」という感じの13年前ですが、花巻は自由なひとり旅の楽しさに目覚めてしまった思い出の地。
当時は全く知らなかった(関心もなかった)花巻城のおかげで再び行く機会を得られて懐かしさと楽しみでいっぱいです。
といっても下調べなしで突入したのですが!!
<つづく>

※ただの思い出なので【周辺観光】カテゴリーにしました。

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城郭情報

分類・構造 平山城
天守構造 不明
築城主 稗貫氏
築城年 享禄年間(1528〜1532)
主な改修者 北信愛、北秀愛、南部氏
主な城主 安倍氏、奥州藤原氏、稗貫氏、北氏、南部氏
廃城年 明治2年(1869)
遺構 曲輪、土塁、横堀(空堀)、井戸、移築門、時鐘堂
指定文化財 市史跡(花巻城本丸跡)
再建造物 復元門(西御門)、模擬塀、説明板
住所 岩手県花巻市城内
問い合わせ先 花巻市教育委員会文化課
問い合わせ先電話番号 0198-45-1311