(続き)
名古屋城から御深井大堀と呼ばれる外堀(水堀)を隔てた北側には、湿地帯を活用した下御深井庭園が整備され、薬草園もあったようですが、明治に陸軍の練兵場に改変され、現在は名城公園になっています。
庭園の一角に設けられた御深井焼窯跡の説明板があるようなので行ってみましたが見当たらず、代わりに大相撲力士ののぼり旗が立ち並んだどでかいアリーナが目に飛び込んできました。そういえば大相撲名古屋場所が二之丸の愛知県体育館から新会場に移ると聞いていましたが、これがそのIGアリーナなんですね。しかもこの日は名古屋場所初日、ということはIGアリーナのこけら落としの日じゃないですか! 窯跡の説明板は地下鉄・名城公園駅出口の工事に伴って撤去されたようですが、これはこれで得がたい偶然でした。
さて、名城公園の南辺まで戻って御深井大堀をたどります。大堀越しに二之丸の石垣を眺めつつ西に向かうと、搦手馬出に大規模に足場を組んで石垣の修復工事が行われていました。御深井大堀越しにはところどころ大天守が姿を覗かせますが、Googleマップで天守閣フォトスポットとされている地点からは夏場は樹木の葉で隠れてしまい、御深井丸側からのほうがよく見えました。そして御深井丸の北西隅には西北隅櫓! 堀越しにナゴヤキャッスル(ホテル)と並んだ姿を見ても全くひけを取らないこの存在感。次の機会には特別公開でぜひ櫓内にも入ってみたいものです。
鯱瓦のオブジェがある樋ノ口街園で南に折れ、御深井丸から西之丸の月見櫓跡を眺めつつ進んで行くと石造の辰之口水道大樋があり、ここで水堀の水位を調整(超過した水を堀川に放流)していたようです。そして堀越しに西之丸南西隅の未申櫓跡を眺めたところで、名古屋城をひとめぐり。
一日かけてとことん名古屋城をめぐりましたが、期待に違わぬさすがの名城でした。本丸のみならず二之丸も三之丸も空堀は深く幅広く、天守台石垣は高く積まれ、そして何よりも本丸御殿の規格外の絢爛豪華さ。これでまだ完成形じゃないってどんなだよ…。現存3櫓内にもまだ入ってませんし、天守の木造復元だけでなく二之丸の体育館跡の整備計画もあるようですし、これからもまだまだ名古屋城の楽しみが尽きることはなさそうです。
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