一週間前に18きっぷを忘れて行き先変更したのでリスタートです。
8:09新宿発の湘南新宿ラインに乗車。宇都宮に10:00着。10:33発の烏山線に乗り換え、11:22に烏山駅到着。
烏山線は今年度で全線開業100年だそうです。本数が少なく利用者もあまり多くはないようですが、そこに烏山城があるかぎり!なくてはならない路線なので存続してほしいです。
烏山城に向かう途中の「山あげ会館」内の那須烏山市観光協会事務所で「那須烏山ガイドブック」をいただきました。三か所ある登城口の目印やざっくりとですが遊歩道の地図が載っています。
市役所を右折するとすぐに烏山城(毘沙門山・城山入口)の案内がありました。「山あげ会館」に寄らなければおそらくここから登っていたと思いますが、いちばん楽な「七曲り口」は南病院の信号のところと聞いていたのでそのまま進んでみると写真①の案内板が見えてきました。ここが七曲り口で、この奥の寿亀山神社周辺が三の丸。境内をぐるっとまわってみました。
神社左手からスタートする七曲り口は当時も使われていた道だそうです。いちばん楽な登城口とはいえ、その名の示すとおりつづら折れの山道。昔のままという雰囲気に楽しさと若干の不安を抱きながら登城開始しました。
しばらく登ると八雲神社からのハイキングコースとの合流点につきあたりました。鼓楼跡(多分)あたりにいた時に、後方から人の気配が!八雲神社口から毘沙門山経由で登ってこられた方でした。
そして何とそのままご一緒することに!!
車のついた引き橋があったとされる車橋跡。常盤門跡に上がるとうっすら矢穴の残る石。そして見えてきた正門跡の石垣。内枡形の虎口を入ると礎石や土塁も現れ、いったいこの先どんな光景が待ち受けているのやら、という感じです。縄張り図と現地案内板を見ながら本丸→古本丸→中城→北城→大野曲輪と歩きました。大野曲輪から西城までは少し距離がありそうでしたがそこに待ち構えていたのが“撃たれるぞー!”感満載の深くカーブした空堀。虎口がわかりにくかった西城は三段構えで、広々した若狭曲輪には武器庫があった模様。本丸に戻り、まだ見ていない井戸や石垣をさがしました。これはとてもひとりでは見つけられなかったし、西城や若狭曲輪まで行くのも躊躇したかもしれません。
ご一緒してくださった方は全国のお城に詳しい方で情報もたくさん持っていらっしゃいました。何よりマニアックな話題を好きなだけ喋れて盛り上がれるというのがこれまでにない経験で、城めぐりというとひとりで黙々と歩きまわるか同僚とプチ女子旅するかが主で(それはそれで楽しいのですが)、それもこの3年間はあまりできなかったので、とても楽しい時間が過ごせてうれしかったです。この場をお借りしてお礼申し上げます。(読んでいらっしゃるかどうかわかりませんが。)
その方に伺った情報により、八雲神社に下るのはきつそうだったので、塩倉、厩跡、桜門跡を見て、帰りは十二曲りから下りました。何回曲がったか数えてはいませんが、さすがに七曲りよりもくねくねしていました。
私が登った七曲り口と三の丸をご案内しようと思ったら、何と私が三の丸だと思った寿亀山神社の手前にホンモノの三の丸がありました(;^ω^)やっぱりひとりだと完全スルーするところでした。
+ 続きを読む