愛知県知多市にある城びとには未登録の城址です。
寺本城主花井氏は、16 世紀に寺本を中心に勢力を張った土豪 です。別名堀之内城、今では城址には津島神社 が祀られています。堀之内の石柱はありましたが、説明板などはありません。遺構はないと思われます。石垣がありますが、当時のものか否か判断できません。
村木砦の戦いのときに寺本城は街道を封鎖して織田軍を苦しめています。天文 23 年 (1554 年 )今川義元の軍勢は、織田方の緒川城攻略へ向け、村木砦を築きます。これに呼応し、織田方だった寺本城が今川方に寝返り、織田信長の居城・那 古野城と緒川城の間の道を塞ぐことになりました。このため信長は船で海を渡って寺本城を避け、村木砦 を攻め落とします。その翌日、信長は寺本城へ手勢を派遣して城下を焼き払いました。桶狭間の戦いの後、花井氏は織田信長に従い、西知多の 水軍として伊勢湾一帯に活躍しましたと伝わります。上記はネット等により得た情報ですが、自分としては地理的に織田の進軍を阻むような位置ではないような気がします。
名鉄寺本駅から徒歩約15分で行くことができます。
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