喰違見附はほとんどが枡形門の外堀で唯一土塁を組み合わせた見附で、惚れ惚れするような喰い違いっぷりは今でも健在、非常に見通しの悪いS字カーブです。
縄張りは「甲陽軍鑑」の編者であり武田流軍学の祖と言われる小幡景憲。すぐそばの上智大学真田堀グラウンドは真田信之担当の堀跡で、私の好きな匂いのする一画です。四谷見附から土塁散歩できます。
真田堀グラウンドはすごく広くて深いのですがホントはもっと深かったそうで、これを人力で⁉︎なんて想像すらできません。館林藩・庄内藩・仙台藩などもこの区画の堀づくりに参加し、掘り出された大量の土は周辺の武家地や町人地の造成に使われたとのことです。
周辺チェックポイントは迎賓館の東門と上智大学紀尾井亭前にある「尾張名古屋藩屋敷跡」の碑とホテルニューオータニの隅にある「近江彦根藩井伊家屋敷跡」の碑。
次の赤坂見附に向かうのにここから紀尾井坂を下っていくと大久保利通哀悼碑のある清水谷公園を通れますが、弁慶濠の外側、紀国坂を通ると濠の高低差やカーブをよりリアルに感じることができます。
明日と明後日は横浜です(●'◡'●)
+ 続きを読む