塩河城は可児氏の城とされ、村の城ではないか?とも考えられている謎の多い城です。
車は少し北の塩河公園に留めさせていただき、そこから歩いてゲート前の登城口から
入ります。入ると程なく鉄塔の建っている郭があります。そこから先、北尾根の先端
から中ほどまで竪堀や土塁を備えた郭らしき場所があります。そこから尾根を南に
進みます。尾根の高まりが、まるで天然の防塁のようです。この城は境目の城では
ないかと考えつつ山頂を目指します。標高228mの最高所に行く前にまずは北側の
高所を目指します。北の郭は手前に堀切を備え、北側に段々の腰郭らしき物を備えて
いるようです。次は南を目指しますが、途中に不自然な高まりがあります。いかにも
固そうな‥要撃の為の場所かと思いましたが、これは門の跡かもしれません。その
先には石畳が続き、その先に南の郭があります。石積みらしきものも見られ、ここが
この城の主要部になるのかも知れません。門跡(?)や石畳や石積みなど、いつの
遺構か解りませんが戦国期の物であれば、この郭の主は、この城でも特別な人物だった
のではないかと思います。未知の城というものは何が出てくるかわからないので、
いろいろワクワクさせてくれますね。
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