兵庫県川西市多田院多田所町にある多田神社は源義仲から曾孫の源義家までの五代を祀っていて「清和源氏発祥の地」と呼ばれています。
かつては清和源氏の祖・源満仲が居館を構えていたとされ、満仲の子・源賢により天台宗寺院・多田院が建立されました。
多田院は清和源氏の祖廟とされ、鎌倉幕府や室町幕府の崇敬を受けました。戦国時代に焼失し一時衰退しますが、江戸時代には徳川将軍家や姫路藩主らにより寄進や修復が行われ寛文7年(1667)には四代将軍・家綱により本殿、拝殿、随神門などが再建されました。
明治時代には神仏分離令により源氏五代を祀る神社になりました。祭神の一柱・源頼光は酒呑童子討伐などの伝説で有名で、彼の従えた四天王(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)にも様々な逸話が残っており、中には神様として祀られている人もいます。
+ 続きを読む











