18時から彦根城の夜間特別公開がスタート。本来なら翌日の午前から…になっていた見学に使用する時間をここに回せる。城の経営からすれば日中だけでなく夜間でも入場料を稼げる…winwinのイベントとも言えるこのひと時
10月夜の彦根は肌寒く、長袖とは言え薄いワイシャツ姿の私は、寒さを我慢しながらの入城となりました。階段は急で天守は三層…犬山城も似たような造りなのですが、小田原城のように一度取り壊され戦後に復元された別物…とは異なり、この城は明治期に取り壊しを免れた天守が改修を経て現在に至る…ようです
つまり建物およびその内部は1622年に完成した時の姿ほぼそのままで現在に至る…この急な階段かつ内部は狭く、鉄砲や弓矢を放つ防御用設備くらいしかない。展示スペースがあまり無い関係で展示品も少ない。あくまで防御用施設であり権威の象徴としての存在…こそが本来の日本の城…ということでしょう
夜の撮影というのは空が暗い関係で、どうしても遠くの景色がはっきりとは見えません
けれどライトアップされた天守…そして街灯輝く彦根の街並み…これはこれで夜間にしか見れない、イイ感じの景色とも言えるでしょう🌃
彦根城は約20年の歳月をかけて完成した…と紹介文にはありますが、天守だけなら3年あれば出来てるそうです。しかし、内堀外堀の整備…城内の施設…門の設置…合わせて20年かかってることをボランティアガイドが話してくれました🏯
天守からサッカー場のような施設が見えるのですが、昔あの辺りは内湖…琵琶湖の一部だった。第二次大戦が終わり食糧難の時代…そこを埋め立てて畑を作ろうということで、陸地となり、畑→サッカー場などの施設に代わり現在に至るそうです
2024年に世界遺産登録を目指して「未来に残そう彦根城」のスローガンのもと、取り組みがおこなわれてます。天守は三層…と名古屋城大阪城などと比較すると、思っていたより小ささを感じざるを得ませんでしたが、建設時の姿からベースは変わらずに今日まで残ってるのが1番のウリ…国内の数少ない天守破壊を免れて今日まで残った場所…犬山城とともに日本の国宝にこそなってはいるが、世界遺産にまで登録されたのは姫路城のみ🏯
もし選ばれたら少し鼻を高くできる…選ばれなくてもあの夜景の天守はプライスレス…と解釈したいと思います👃🌃
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