ここには東御門·巽櫓、紅葉山庭園、坤櫓という施設があるのですが、東御門·巽櫓は改装中で入場不可…
「庭園よりも櫓のほうが、城という感じがするからそっちにしよう(他用を済ませた後の閉館時間近くの来場だったため、どちらか1つを選ぶ必要に迫られた)」と思い、私は坤櫓に入りました
100円払って入室。建物は3階建てなのですが、建築基準法により非常口が必要だったり急な階段はダメだったり…で2階より上に一般客を入れることができないため、1階のみの展示にしている…とスタッフが語っていました
入口入ってすぐの場所に鎧兜が展示されていたので、迷わず撮影。やっぱりこういうものはインパクトがありますよね🤩
この坤櫓は1854年の大地震により倒壊し、それから2014年まで再建されることがなかった…そうです。本丸に至っては江戸幕府3代将軍家光の時代に焼失し、それからそのまま…再建するお金が無かったのか、それとも必要性低いと思われたのか…定かではありません
2014年にこの櫓は再建されたわけですが、その時の建築のやり方が紹介されていました。私は素人なので細かく説明することはできませんが、土台を造り、壁を塗り固め、瓦を被せていく…しかも江戸時代の建築方法になるべく忠実におこなう…
そうイメージすると、古いものを再建するって、ただ現在のスキルで造ればいいものではなく、当時の技術に忠実に合わせながら取り組んでいく…と思われるので、何か骨が折れそうな作業ですね😅
基本的に櫓は本丸を囲む城壁の片隅に設けられ、外を監視するため程度の施設なので、スペースは小さめ。なおかつ上記のとおりここは1階しかないので、「これでいいのか?」と思えるほど早く見学が終わってしまいました…🏯
閉館5分前になり、「せっかくなのでもう1周見てから帰ろうかな」と思い歩き出したら、出口にて「展示はここで終わりになります!」とスタッフに誘導され、もう1周は諦めました…😅
私が櫓の外に出ると同時に扉が閉まり、どうやら私が最後の客だったようです。最終入場時刻は16時、閉館の30分前で、スタッフも少し余裕を持って営業を終わらせたかったと思われます
ちなみに下記の文に、1階から上の階の様子を見ることができると書かれております。実際私もスタッフの案内でそれを伝えられ、丸見えの上の階を見た時、「これはすごいな。あそこに上がれなくても、建築基準法の壁があっても、様子がありありと見えてくる…」と思えました
(HP 紹介文より)
建物内部は3階になっていますが、各階の床板と天井板をすべて取り外しており、1階から3階の梁まで見通すことができますので、伝統的な工法によって復元された櫓の構造が一目瞭然!!また、床板の一部も取り外して、強化ガラスをはめ込んでいるため、そこに立てば、ほかのお城では絶対に見ることができない櫓の床下の構造をしっかり見ることができます。
駿府城はかつて、徳川家康が幼少期に今川の人質になっていた頃に住まわされていた城。征夷大将軍になり、息子秀忠に将軍の座を譲って隠居した先も駿府城…だったそうです
おそらく家康の存命だった頃は本丸はあったと思われます。しかし、家光の代に焼失。それ以降再建されることはなかったそう
その本丸跡にて、近年発掘調査がおこなわれ、その中に入ることもできるようです。ただし、開園時間が16時までのため、そこを訪れた時はもう遅くゲートは閉まっていました
なので外から見学および撮影。壁の一部が透明になっており、なおかつ関係者用出入口から中の様子が丸見えだったので、そこからスマホを近づけて撮影できたわけです
このあたりに資料館のようなものも建設されるそうです(もしかしたらもう出来てるかもしれない)天守閣ではないけど、発掘の際に見つけたもの、そして駿府城の歴史を人々に紹介する、櫓よりも規模の大きな施設ができるようです
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