足利基氏館は現地に足利基氏の塁跡と記した案内板が立っています。足利基氏は足利尊氏の次男で初代鎌倉公方とされる人物です。貞治2年・正平18年(1363)に芳賀高貞が反乱を起こした際に(岩殿山合戦)基氏が当地に布陣したとされ、戦の間の短期間しか使われず、また地元豪族が造った館を陣地として利用したものと考えられています。
案内板の西側に南を除く三方を土塁と堀で囲まれた一帯があり、民家とも隣接しています。民家の脇から、敷地をさけて訪問し林の中の遺構を確認しています。周囲には坂上田村麻呂ゆかりの弁天沼も有り、弁財天を祀っています。
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