折角、日本最大の半島の奥深くにまで脚を伸ばすのだから、那智駅近くの勝山城にまず朝駆けをかけてみた。何の案内もなく、諦めて引き返そうかと思ったとき、鉄塔の脇に城に続いていそうな道を発見。見事な二重の横堀に守られた小さな主郭に勝山城跡地と記された木の棒が刺さっていた。
新宮城は石垣は立派だが、その勝山城より簡単に本丸に登れてしまう。おそらく往事は城内であったであろう麓に巨大な城郭建築にも見える天理教の大教会が鎮座している。
スタンプ置き場の新宮市立歴史民俗資料館は阿須賀神社の境内にあるが、周辺には駐車場所がない。何事もなければ斎場に駐めることもできそうだが、新宮城から歩いて行っても、私の脚で5分の所要だった。新宮城の駐車場も小さいので、公共交通機関利用が良いとも云えるが、青春18きっぷで紀勢本線を完乗したときは1日がかりだった。今はかなり紀勢道が整備されていて昔に比べて車でのアクセスは格段に向上している。
新宮市立歴史民俗資料館には開館時刻の9時に入館。阿須賀神社から出土したという御正体(みしょうたい)は見応えがあった。
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