青森県八戸市にある百名城の一つ根城です。南北朝時代、南朝方の陸奥国司北畠顕家の国代として入部した南部師行が建武元年1334年馬淵川右岸標高20mの平坦部に築城した城で、5つの郭からなっています。八戸南部氏は南朝方として最後まで活躍しましたことで有名です。その後、同族の三戸南部氏の勢力が強くなり三戸南部氏が南部氏筆頭となりましたが、八戸南部氏は有力な一族として三戸南部氏を支え、その後、江戸時代初期1627年、遠野へ移封を命ぜられ遠野南部氏となっています。その後根城は破却されましたが、盛岡藩3代南部氏藩主が病没して分割成立した八戸藩2万石の城は別の場所に新たに城を築いています。根城は東西500m南北450mの規模を有していたとされ、北側は馬淵川の断崖、西側は沢、東と南は堀で囲まれた平城とされます。城は現在、復元され史跡広場となり、隣接には八戸市博物館があります。
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