彦根城には10数年前に一度行ったことがあるものの、何分にも「城=天守」としか思っていなかった頃のことなので、天守と隠し狭間と西の丸三重櫓と玄宮園くらいしか記憶に残っていませんが、当時より多少は物事がわかってきた今ならもっと堪能できるはず! と勇んで登城しました。
いろは松沿いに進むと、水堀越しに連なる佐和口多聞櫓に気分が高揚してきます。枡形を抜けた先には、馬屋や鉢巻腰巻石垣、登り石垣など彦根城ならではの見どころが続き、大堀切から天秤櫓に向かう…前に鐘の丸を散策。特に見るほどのものはないかと思いきや、櫓台(鐘楼?)と思しき石積みや井戸があり、南東隅では表門から続く登り石垣が確認できました。
そして天秤櫓へ。以前は入れなかったように思いますが、公開されている櫓内からは鐘の丸や大堀切、廊下橋が見渡せ、大堀切に面した壁が二重壁になっているなど、防衛の拠点であることを実感しました。
さて、天秤櫓を出て、時報鐘の角を曲がり、太鼓門をくぐるといよいよ本丸です。天守だけが城じゃないと思うようになったとはいえ、やはり国宝天守は楽しみで、石段を上がり、わくわくしながら見上げると……足場!? 天守を足場がぐるりと取り巻き、何やら作業をしています。帰ってから調べてみると、昨秋の台風で剥落した漆喰の修復工事がGW明けの5月7日から行われている模様(9月20日までの予定)。もともとは桜の頃に行くつもりで下調べしており、今回改めて確認するのを怠ったのが間違いでした。数多の破風に彩られた華麗な天守をいろんな角度から撮りまくるつもりだったんですが…。
ショックを引きずったまま天守内へ。それでも隠し狭間や隠し部屋、現存天守ならではの急な階段、最上階からの琵琶湖の眺望などを楽しむうちに気分も晴れ、彦根城の魅力は天守だけじゃないやい!(強がり)と、気を取り直して西の丸に向かいます。
(続く)
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