【黒川氏城】
<駐車場他>鯎川(うぐいかわ)公園駐車場
<交通手段>車
<見所>曲輪・土塁・堀切・横堀・堅堀・石垣・切岸
<感想>新春1泊2日伊勢攻め城の旅5城目。松阪からの帰路で攻め城を決めるのにYAICHIさんのお勧め投稿を見て決定し登城した。
城跡入口は県道9号線の鯎川の橋の脇に城跡の説明板があり、入口ゲートがありますのでそこから入ります。南に200㍍程行ってもう一度城山のゲートを入ると城跡に入れます。
現地案内板より抜粋・まとめるとこの城跡は「複数の曲輪、石垣を用いるなどして甲賀市域に存在する城とは大きく異なる様相をもつ。主郭土塁内側にある雁木は近世城郭の特徴であるが、一直線状にのびる大手道周辺に複数の曲輪を配するなど、織豊期城郭の要素が強くみられる。このことから本城は1584年の羽柴秀吉による北伊勢攻撃の際に築城され、その後黒川氏が旗本として徳川家に仕え1622年以降に主郭周りに改修を加えた可能性が考えられる。」とあります。
城跡は大きく分けると北側半分が主に方形の屋敷跡群があり、南側半分が主郭を中心とした帯曲輪・山の地形に沿った曲輪の配置をしている。まず北側半分の曲輪群を攻める。縄張り図郭Ⅳ・Ⅴおよび北側の曲輪群までは階段状に曲輪があり、そこから南側の曲輪群は比高がぐんと上がるかたちとなる。縄張り図Ⅳの西側の曲輪切岸は高さ20㍍以上あり見応えある。Ⅵ曲輪北側は横堀を備え、切岸は14㍍程、虎口に石垣遺構が残る。2重堀を備えた曲輪もある。
次に南側半分の主郭を中心とした部分を攻める。主郭南側は大堀切、いくつかの曲輪を備えている。主郭周辺は主に帯曲輪、主郭虎口は北側・西側の2箇所にあり、石垣遺構が残る。西側の虎口受け箇所には石段遺構も見られる。主郭は横堀があり周囲は切岸17~18㍍程はある。主郭北側虎口の北側は傾斜がきつく、道もないので散策はできなかった。
城郭規模が大きいのでたっぷり2時間弱十分堪能できました。私も後追いですがお勧めします。見応えあるいい城跡です。
これにて1泊2日伊勢国攻め城の旅終了、564㎞無事走破。
<満足度>◆◆◆
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