敦賀陣屋(城びと未登録)は、江戸前期、小浜藩主 酒井忠直の二男 酒井忠稠が遺領一万石を分知されて敦賀藩を立藩し築いた陣屋です。敦賀藩酒井氏は定府大名であり、陣屋には郡奉行らを置いて八代に渡り続きましたが、明治に入って鞠山藩と改称した後に宗家の小浜藩と合藩して廃藩となり、陣屋も払い下げられ取り壊されました。
敦賀陣屋は日本三大陣屋のひとつに数えられ、往時は本陣のほか長屋、門番所、土蔵などがあったようですが、現在は陣屋跡は立ち入り禁止の更地になっていて、遺構はありません。陣屋跡南西部には藩祖 忠稠を祀った鞠山神社があり、歴代藩主ゆかりの品などが奉納されているようです。
敦賀の街を自転車でめぐった後、金ヶ崎公園駐車場に戻り自転車を収納して、車で鞠山神社へ。下調べでは神社の前に駐車スペースがあるとのことでしたが、「24時間駐停車禁止」の表示があったので、やむなく引き返して集落手前の道路の路肩に駐め、駆け足で写真を撮り、神社にも参拝せずに撤退しました。帰宅してから調べてみると、鞠山神社西隣の公園に駐車場があるようなので、そこに駐めて歩いて行けば良かったな、と。
それにしても、氣比神宮の鳥居といい気比の松原といい。敦賀って「日本三大○○」の多い町なんですね。まさか一日で3つもめぐることになろうとは。
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