城びと先達のレポートによると、けっこうな藪とのことにつき、冬季に訪問しました。
北側の土塁の中央辺りの一部を削って山の神が祀ってあり、その辺りとそこまでの道は草刈りがされていました。
櫟野川に削られて、北側は、高さはそれほどではないものの急斜面です。尾根続きとなる南はとても高い土塁とその向こうに深く広い堀切を設けています。
谷間を挟んですぐ西に滝川西城があり、そちらも行ってみました。西側道沿いに笹を刈り取ったところがあり、そこから進入。こちらも尾根続きとなる南に高い土塁。滝川城と滝川西城に共通して、郭内南側土塁の下に四角い池がありました。
川向かいには、日本最大の十一面観音坐像の他、平安時代の仏像が多数ある櫟野寺があります。延暦寺建設などの都の建材の供給地としてひらけていたようです。また、近くには、甲賀武士団の団結の象徴でもあった油日神社もあります。滝川城からも御神体の油日岳が見えます。
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