宇都宮城の始まりは平安時代に藤原秀郷または藤原宗円によって築かれたとされています。宗円は宇都宮氏の祖となる人物で、前九年の役にて功を立て、宇都宮大明神の座主の地位と、毛野川流域一帯の支配権を認められました。その後、長らく宇都宮城は宇都宮氏の居城となり、豊臣秀吉の小田原攻めの後も所領を安堵されますが、慶長2年(1597)に宇都宮国綱が突如改易され、その後蒲生秀行が18万石で入りました。その後も江戸時代末期まで城主が次々と入れ替わりますが、元和8年(1622)の宇都宮釣天井事件にまつわる謀反の疑いで本多正純が改易されています。
宇都宮城は本丸周辺が城址公園として整備されていますが、土塁にコンクリートで入口が設けられていたり、エレベータが設置されていたりで、コレジャナイ感が盛り盛りです。私は正直居心地は良くないですが、市民の皆さんが喜んでいるのならいいのかな?
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