お城ファンが選んだ「推し城」ランキング 1~9位・お城ファンが「心を熱くした」推し城は? Castle of the Year 2023

1~9位・お城ファンが「心を熱くした」推し城は? Castle of the Year 2023

2023年11月上旬〜12月下旬、城びと読者の皆さまに城びと的「推し城」アンケートを実施し、876人もの方々から頂いた投票を元に、2023年の「Castle of the Year」が決定しました! はたして今回はどのお城がランクインしたのでしょうか? 今回は9位(同率3城)〜1位まで、投票いただいた方のコメントとあわせて発表します。

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お城ファンが自身の「推しの城」を投票する「Castle of the Year」は、2019年に始まった「城びと」の周年記念企画。2023年の「Castle of the Year」は、「今年もっとも心を熱くしたお城」をテーマに設定。「城びと」を利用している全国のお城ファンに対し、日本100名城・続日本100名城の計202城の中から、「推し城」を1人2城投票していただきました。その結果を集計して、2023年の「Castle of the Year」が決定しました!

今回ご紹介するベスト10は、例年のランキングにも名を連ねている人気のお城がズラリ。新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなってようやく気軽にお城めぐりができるようになり、まずは定番中の定番から攻めた方が多かったのかもしれませんね。それでは9位(同率3城)〜1位までのお城を、熱いコメントとともにご紹介します!
※ランキングの順位は今回の順位/前回の順位(20位まで)を記載しています

9位(同率) 会津若松城(福島県会津若松市)※前回8位

会津若松城
シェルさんご投稿写真

「鶴ヶ城」の名でも親しまれている会津若松城が、東北地方のお城では唯一のベスト10入り! 豊臣秀吉の命令で奥州入りした蒲生氏郷が近世城郭へと大改修した会津若松城は、慶応4年(1868)の戊辰戦争で新政府軍の猛攻に1カ月間耐えたことから難攻不落の名城として名を馳せ、投票でもその不屈ぶりに共感するコメントが多く寄せられました。ました。平成23年(2011)に屋根瓦が幕末当時の赤瓦にふき替えられましたが、赤瓦の天守を見ることができるのは日本で会津若松城だけ!

やはり、戊辰戦争でぼろぼろになりながらもしっかり建物が残っていたことが決め手。会津には何度も足を運びついつい天守閣に登ってしまいます。(蘭丸クンさん)
幕末の会津人達の生き様と、それを支えた会津若松城。思いを馳せると、他の城とは格が違う!!!(かつ2さん)
なんといっても薄紫色の瓦屋根が美しく、方翼の作りが素敵です。いろいろと大変な目にあってきたはずですが、美しく蘇っている所に会津の方々の心意気を感じます。(よみすさん)

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9位(同率) 苗木城(岐阜県中津川市)※前回10位

苗木城
姫街道さんご投稿写真

山城ブームを追い風に近年人気が高まり、前回の「Castle of the Year」で続日本100名城から唯一のベスト10入りを果たした苗木城が今回も堂々ランクイン。木曽川の右岸にそびえる標高432mの高森山に築かれた山城で、自然の巨岩をそのまま取り込んだ石垣が実に圧巻! 天守跡の展望台からは360度の大パノラマが広がり、恵那山や木曽川を一望できます。また、寒い日の早朝には雲海が広がることがあり、「岐阜のマチュピチュ」「天空の城」とも呼ばれています。

雄大さに心打たれました! 自然岩を使って作った石垣に感動!(井川実さん)
大岩との絶妙なバランスの上に建っていたのを思うと、感動しました。眼下に広がる山々と蛇行した川も、全て好きです。(桜姫さん)
木曽川越し遠景で一発で軍事要塞だと認識できる。今でさえ異様なのに、当時はどれほどの迫力であったろうなどと想像を掻き立てられる。(つわものどもが夢の跡さん)

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9位(同率) 岡山城(岡山県岡山市)※前回圏外

岡山城
todo94さんご投稿写真

令和の大改修を経て2022年11月にリニューアルオープンし、入城者数が大幅にアップした岡山城。その勢いを2023年も持続し、「Castle of the Year」でも前回ランキング圏外から9位まで大躍進! 「烏城(うじょう)」という別名の由来でもある漆黒の外壁がキレイに塗り直され、その美しさに改めて魅了された方も多いのでは? また、リニューアルに伴って天守内部に「戦国合戦シアター」などの新たな展示が加わり、より幅広い方々が楽しめるようになったのも人気の一因でしょう。

令和の大改修で綺麗になった烏城格好良い。(星島康弘さん)
黒塗の城を初めて目にしました。その格好良さに感動いたしました。(ニャンパグさん)
わかりやすい解説展示とともに、エンターテイメント性もあり、小学一年生の息子も楽しむことができた。晩夏に訪問したが、冷房が効いていてありがたかった。(のりちょびんさん)

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8位 松江城(島根県松江市)※前回15位

松江城
カズサンさんご投稿写真

全国で現存する12天守のうち、5基が国宝に指定されています。その一つである松江城が8位にランクイン! 関ヶ原の戦いで戦功を挙げて出雲国を治めた堀尾氏が新たな拠点として慶長16年(1611)に完成させ、その後、京極氏と松平氏が代々城主を務めました。天守の四方に入母屋破風の屋根が載っていて、千鳥が羽を広げたような形状に見えることから「千鳥城」とも呼ばれています。伝説の石工集団・穴太衆(あのうしゅう)が積んだ石垣も実に見事で、その中には、なんとハート形の石が! ぜひ現地で探してみてください。

他の国宝天守とは軌を逸する、質実剛健で重厚なフォルムや、内部まで徹底された防御設備が、百戦錬磨の武将を彷彿とさせる。私の最も好きな国宝天守。(主さん)
築城当時からの天守閣を残しており、城全体の石垣とのバランスが好きだから。(ぐでちゃんさん)
松江城はもちろん、城下町の風情が当時に連れて行ってくれるから。(ジーマンさん)

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7位 安土城(滋賀県近江八幡市)※前回9位

安土城
とある煩悩の登城目録さんご投稿写真

織田信長が天正4年(1576)から約3年の歳月をかけて完成させ、天下統一への足がかりとした安土城。日本で初めて本格的な天主が築かれたお城としても有名ですが、築城からわずか3年後、本能寺の変後に焼失してしまいました。それでも、延々と続く石積みの階段や高さ6mもの石垣、さらに山の中腹に残っている家臣団屋敷跡などが往時の姿とスケールを今に伝えていて、「幻の名城」へのロマンに思いを馳せることができます。なお現在、安土城の実像解明や現地の保全を目的とした「幻の安土城」復元プロジェクトが、2026年の築城450周年を目標に進行中です。

信長公の威厳を感じる素晴らしい景観と石垣でした。(つよぴょんさん)
2023年度訪ねた中でも、強烈でした。城郭がなくてもこんなに歴史の一端を想像させられるなんて、ほんとにすごかったです。(ともりんさん)
近世城郭の先駆けなのに独創的。「天守がない=城がない」という人に訪れてほしい。(もときさん)

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6位 備中松山城(岡山県高梁市)※前回6位

備中松山城
虎の子さんご投稿写真

標高430mの小松山山頂に現存天守がそびえ立ち、全国の山城の中で唯一天守が現存している備中松山城。山から切り出した花崗岩や木材を巧みに活用した城造りが特徴的で、特に天然の岩盤の上に築いた石垣はその高さに圧倒されること間違いなし! 近年は雲海に浮かぶ「天空の城」として注目を集める一方、2018年に城主に就任した猫の「さんじゅーろー」も備中松山城の人気に一役買っています。にゃんとも可愛らしい城主に会いに行ってみてはいかがでしょうか?

山城で現存天守がいい。岩と石垣のハーモニーもいい!(BHさん)
山の上のお城で、よくこんなところに当時の技術で建てたなと驚きがすごかった。現存12天守の中では登る方なので達成感が良い。(陰のちからもちさん)
猫城主さんじゅーろーの可愛さに登城の疲れも癒やされました。(てつぽんさん)

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5位 彦根城(滋賀県彦根市)※前回5位

彦根城
城とマスクさんご投稿写真

いよいよベスト5の発表! まず5位には、現存12天守の一つで国宝にも指定されている彦根城が今回もランクインしました。徳川四天王の一人・井伊直政が築城に着手し、息子の直継・直孝の代に天下普請で完成しました。三重三階の天守には切妻破風、入母屋破風、唐破風を多様に配し、さらに華頭窓や高欄付きの廻縁を巡らせ、変化に富んだ優美な姿を見せてくれます。天守のほかにも櫓や城門、さらに全国でも珍しい登り石垣などが良好な状態で保存されていて、往時の面影が色濃く感じられるのも人気の一因でしょう。

現存天守閣を残す城の中でも保存度が良く、天下普請で最も重要とされた城!天守閣、石垣、橋、全てが美しい!(ふじかつさん)
今まで行ったことは無かったが、今年初めて彦根城を訪れる事ができました。石垣の凄さに圧倒されました。(ヒロタウルスさん)
井伊の赤鬼のお城。天守が目立つが、縄張りも凄い。土塁と堀で鉄壁の守り。(虎御前さん)

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4位 熊本城(熊本県熊本市)※前回4位

熊本城
WESTさんご投稿写真

築城名人・加藤清正が築いた難攻不落の堅城・熊本城が今回も4位にランクイン。2016年の熊本地震からの復興が今も進んでいて、常に関心を集めていることも人気の要因なのでしょう。復旧工事中の城内には高さ約6mの特別見学通路が設けられていて、異なる時代の石垣の技法が一つの場所で隣り合う「二様の石垣」や、鉄壁の守りを誇る「連続枡形」などを“空中回廊”から見学できます。なお、現在は「第三の天守」とも呼ばれる宇土櫓が大規模解体修理中。かつての姿を取り戻す日を心待ちにしましょう。

威風堂々! 復興半ばでも貫禄は流石です。(やよ姫さん)
ようやく、念願叶って7月に訪れることができました。まだまだ復興途上ではありましたがカッコよかったです!!(伽羅さん)
行く度に違う姿を見ることができ、復興が少しずつ進んでいることを感じて嬉しくなります。また竹の丸から荘厳な石垣越しの天守を見られる日が来るのを楽しみに待ってます。(kioさん)

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3位 犬山城(愛知県犬山市)※前回3位

犬山城
イオさんご投稿写真

いよいよベスト3の発表! 天文6年(1537)に織田信長の叔父・信康が築き、のちに近世城郭に改修された国宝・犬山城が前回と同じく3位です。望楼型の天守は、建物の中を歩くとミシミシ音が鳴り、歴史ある木造建築であることを体感できます。さらに天守最上階には高欄付きの廻り縁が巡らされていて、目の前を流れる木曽川や遠くの御嶽山など雄大な景色を楽しめます(ちなみに現存天守で廻縁を歩けるのは犬山城と高知城のみ)。近年、インスタ映えグルメを食べ歩きできる観光スポットとしても大人気の犬山城下町にも、ぜひ足を延ばしてください。

こじんまりと小山の上に佇んでいる姿が美しい。(子鉄くんさん)
天守の外側を歩けるなんて意外でした。 歴史の人になった気持ちで歩きました。 景色の広大さ、風の強さ、天守までの階段の高さ、全てに胸が熱くなりました。(ゆうりさん)
今年実際に行ったため三英傑がこの展望台から景色を眺めたかもしれないと思うとワクワクする。(ありゃまさん)

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2位 松本城(長野県松本市)※前回1位

松本城
くうくうさんご投稿写真

前回まで2年連続1位だった国宝・松本城が今回は惜しくも2位に。それでも1位との差はわずかで、日本唯一である黒漆塗りの下見板張りと白色の漆喰がコントラストを織りなす天守の見事さ、そして雄大な北アルプスを借景とする絵画のような美しさを称えるコメントが多数寄せられていました。透明な湧き水を水源にしている水堀の美しさも特筆もので、天気の良い日に水面に映る“逆さ天守”はぜひ写真に収めたい!

とにかく美しい…どこから撮っても絵になるお城です。(コパさん)
スレンダーすぎる五重天守は見る角度によって印象が変わる。天守に比重を置いた一点豪華の城と言って良い。(しんちゃんさん)
北アルプスとの対比は、最高の景色。(望月六郎さん)
書籍などでみるスタイリッシュな佇まいに魅了されていました。今年、初めて登城しました! 写真で見るよりも数段かっこいい。見たかった増築部も見れました!(ゆうぽんさん)

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1位 姫路城(兵庫県姫路市)※前回2位

姫路城
にのまるさんご投稿写真

2年連続で2位だった姫路城がついに1位に輝きました! おめでとうございます! 2023年に世界遺産登録30周年を迎え、それをきっかけに多くの人が足を運んだことが1位への追い風になったのかもしれません。姫路城は現存天守を筆頭に8棟が国宝に、さらに74棟が重要文化財に指定されていて、“白鷺城”とも呼ばれる美しいたたずまいも城郭全体の規模も日本屈指。まさに「Castle of the Year」1位を飾るにふさわしい近世城郭の最高傑作であり、貴重な文化遺産です。

白い壁や全体のフォルムなど、お城と言ったら思い出す、日本一美しい城だと思う。(尚雨希さん)
姫路のお城サミットに参加して初めて姫路城を訪れました。天守までの複雑な道に驚かされ、天守の造りにも感動。(でーるさん)
櫓の特別公開がとても良かったから。特に折廻り櫓はずっと内部を見てみたいと思っていたので、印象に残っています。(おしりすとさん)
黒田官兵衛の時代の石垣が残っているのが何よりも感動しました。 国替えなど当たり前の時代で、それでも多くの武将たちの歴史を“今”生きる私たちが感じられるというのが形容し難い気持ちにさせられます。(ミズノさん)

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Castle of the Year 2023のランキング紹介は以上です。今回は30位までご紹介しましたが、皆さんの推し城はランクインしたでしょうか?

お城で心を揺さぶられるポイントは人それぞれですが、各城でご紹介したコメントを読んで「こんな見方があったのか!」「ここはぜひ行ってみたい!」といった発見や気づきもたくさん得られたのではないでしょうか? ぜひとも今回のランキングを、今後のお城めぐりの参考にしてください!

【推し城アンケート概要】
●調査期間:2023年11月3日~2023年12月31日
●調査対象:876名(「城びと」読者の皆さま)
●調査方法:全国の「城びと」読者を対象にインターネット調査を実施。日本100名城、続日本100名城の計202城から、「今、行きたい推しのお城」を2城選び、投票いただいたものを集計。

執筆/城びと編集部